高校や大学を卒業後に、やりたいことが無くてフリーターをしている人は少なくありません。
とりあえずバイトをしながら、ゆっくり自分探しをしようと考えたりします。
でも、20代の半ばになってくると、年齢的に焦りが出てくるでしょう。
結婚する友達も出てくるでしょうし、定職に就いていることが当たり前の年齢になってくるわけです。
自分だけがフリーターを続けていると、どんどん周りから遅れてしまいます。
そういった理由から、正社員として就職したいと考えるようになるでしょう。
ただ、25歳のフリーターだと、まともに就職できないと不安になりますよね。
同年代の人は社会で活躍している年齢ですし、職歴が無ければ正社員としての採用が難しいだろうと考えがちです。
しかし、まだまだ若手の年齢なので、就職することは難しくありません。
多くの企業では、若い人材が不足していますから、若さを活かして就職活動を行うようにしてください。
目次
25歳なら職歴無しでもギリギリ就職できる
フリーターからの就職は難しいと思われがちですが、実際には多くの企業が正社員として採用しています。
以下のグラフは、転職サイトの「リクナビNEXT」が行った調査結果です。

参照:リクナビNEXT
約半数の企業で、フリーターを正社員として採用していることが分かりますね。
少子化の影響で若い人材が不足しているため、新卒だけで十分な人材を確保できる企業は少なくなっています。
そのため、第二新卒やフリーターから、若い人材を採用することが増えているわけです。
アルバイト経験も評価してくれる企業は多い
フリーターの最大の欠点は、職歴が無いことですね。
25歳だと社会経験が3年ほどあるのが普通ですから、同年代と比較されるとキャリアの点で劣ってしまいます。
でも、企業の多くはフリーター経験も、職歴として評価することが分かりました。

参照:リクナビNEXT
上のグラフでは、「評価対象になる」が45.5%で、「どちらともいえない」が54.5%となっています。
「評価対象にならない」は0%ですから、何かしらの評価はもらえるということです。
だから、アルバイト経験をアピールすれば、職歴が無かったとしてもフォローすることができるんですね。
年齢的には25歳がピーク
フリーターから正社員になれるとしても、誰でもOKというわけにはいきません。
年齢が高くなるほど就職が難しくなるので、早めに就活をする必要があるでしょう。

参照:リクナビNEXT
上記のデータを見て分かるように、25歳までは30%くらいの企業が求めていますが、27歳までとなると一気に5%まで低下してしまいます。
やはり、若い方が仕事を覚えるのが早いですし、教育もしやすいために、20代前半の人材が好まれるわけです。
そのため、フリーターから正社員を目指すなら、25歳までに就職しないといけません。
25歳のフリーターが就職を成功させるポイント
自分に向いている職種を考える
これから正社員としてキャリアを築いていくためには、自分に向いている職種に就く必要があります。
その仕事で専門性を磨いていくことで、キャリアアップすることができるんですね。
給料が高いからといって適当な仕事に就くと、その仕事が合わないかもしれません。
数年で辞めてしまったら、転職するにも苦労してしまいます。
特に、20代後半からの転職だと、経験が無いと企業から相手にされません。
なので、ちゃんと自己分析を行って、自分に向いている仕事は何かを考えるようにしてください。
- 得意なこと・苦手なことは何か
- 好きなこと・嫌いなことは何か
- やってみたい仕事はあるか
- 10年後にはどんな生活をしたいのか
上記のようなことを考えれば、自分の進むべき道が見えてくるはずです。
自分の一生を決める問題ですから、真剣に考えなくてはいけません。
また、自己分析を行っておくと、自分の強みも見えてきます。
面接におけるアピールポイントが明確になってくるので、就職活動を有利に進めることができるでしょう。
詳しい分析の仕方については、「転職を成功させるための自己分析」で紹介しています。
高卒は中小企業をメインで応募していく
正社員として就職するなら、大手の有名企業へ入りたいと思いますよね。
大企業であれば、労働環境や福利厚生がしっかりしているので、安心して働くことができます。
でも、学歴なしのフリーターの場合だと、大企業へ応募することはできません。
新卒採用がメインですし、中途採用でも職歴が無ければ話にならないでしょう。
そのため、高卒フリーターの人は、中小企業を中心に就職活動を行ってください。
中小企業は給料が安く待遇も悪いと思われがちですが、大企業と同じくらいの優良企業も少なくありません。
日本企業の99%は中小企業ですし、その中には利益を伸ばして急成長している企業も多いです。
成長しているにも関わらず、知名度の低さから人手不足に悩んでいる企業があったりするんですね。
中小企業の業績は、「帝国データバンク」や「東京商工リサーチ」などで調べることができます。
業績が伸びている企業を中心に応募すれば、優良企業が見つかるはずです。
大卒は既卒や第二新卒として応募する
大学を卒業していてフリーターをしているなら、「既卒」や「第二新卒」として企業へ応募することができます。
既卒とは大学を卒業して就職しなかった人で、第二新卒は大卒で就職して数年で退職した人のことを指しています。
大学卒業後3年以内なら「既卒」や「第二新卒」に該当し、若手の人材として優先的に選考してもらえるメリットがあるんです。
つまり、大企業であっても、応募することができるということですね。
既卒枠に応募する場合は、やる気や意欲をメインにアピールして、今後のポテンシャルを期待してもらえるようにしてください。
成長性が見込めれば、内定をもらうことができるはずです。
一方、第二新卒枠に応募するなら、やる気や意欲に加えて社会経験もアピールポイントになります。
一度は就職した経験があるので、基本的なビジネスマナーなどは身に付けているはずですよね。
そういった部分をアピールできれば、内定にグッと近づきます。
書類選考や面接でのマナーを知っておく
25歳でフリーターだと、ほとんどの人は就職活動が初めてだと思います。
基本的なビジネスマナーすら知らない人が多いでしょうから、ちゃんと勉強しておくようにしましょう。
若手の採用においては、職歴が無いため仕事への意欲やビジネスマナーなどが重要視されます。
マナーができていない非常識な人間だと思われると、それだけで不採用になってしまうかもしれません。
応募書類の書き方、面接での身だしなみや入退室の作法などは、知っておいて当たり前の内容です。
恥をかくことの無いように、理解しておいてください。
フリーター専門の就職エージェントを利用しよう
25歳だと未経験でも応募できるギリギリの年齢だと思います。
なので、この年齢を逃してしまったら、正社員として働くのはかなり難しくなってしまいますね。
失敗は許されませんから、かなり慎重に就職活動をするべきです。
ただ、急いで就職しようとすると、ブラック企業に入ってしまって使い捨てにされるリスクがあります。
急ぎつつも慎重にならないといけないので、25歳からの就職は難しいです。
そこで、就職エージェントを利用することをおススメします。
プロのキャリアアドバイザーに相談しつつ就職活動を進めることができるので、失敗のリスクを抑えることができるでしょう。
カウンセリングによって自分に合った仕事を見つけられますし、将来性のある企業の求人を紹介してもらえます。
エージェントから紹介される求人は、ちゃんと審査を通過したものばかりなので、ブラック企業などはありません。
だから、安心して応募することができますね。
就職エージェントでは、就職活動に関わる全てのことをサポートしてくれます。
- 求職者の適性に合った求人の紹介
- 企業に合わせた応募書類の作成・面接対策
- 面接スケジュールの調整
- 給与や労働条件などの交渉代行
プロによるサポートがあれば、初めての就職活動でもスムーズに進めることができるでしょう。
失敗を防ぐためにも、就職エージェントを利用するべきです。
以下の就職エージェントは、20代のフリーターを対象に求人を紹介しています。
かなり実績が高いので、ぜひ登録してみてください。
就職Shop
就職Shopは、リクルートが運営する就職エージェントです。
20代の若者向けの求人を多く取り揃えており、第二新卒やフリーターに特化した就職活動のサポートを行っています。
特徴としては、書類選考なしで最初から面接へ進むことができる点です。
書類選考が無ければ時間の短縮になりますし、スピーディに就職活動を進められるのは大きなメリットでしょう。
10,000社以上の求人数があって、利用者も10万人を突破しています。
未経験歓迎の求人ばかりですから、フリーターやニートであっても問題なく採用してもらえるはずです。
キャリアアドバイザーが実際に企業を訪問して取材をしていますから、職場の雰囲気や仕事内容、人間関係まで詳しく分かりますよ。
関東・関西圏での就職なら、利用してみると良いでしょう。
ハタラクティブ
20代のフリーターや既卒を対象としたエージェントで、未経験から正社員を目指す人に専門特化しています。
未経験歓迎の求人を1,500件以上も保有しており、職歴がない人でも問題なく内定を目指すことができるはずです。
独自のカウンセリングノウハウを持っているので、求職者の隠れた魅力を引き出して向いている職種や業種を発見してくれます。
60,000人以上のカウンセリング実績がありますから、5~10年先を見据えた提案をしてもらえるでしょう。
応募書類の添削や面接対策もバッチリで、書類審査通過率91.4%、内定率80.4%という高い水準をキープしています。