20代前半までであれば、無職やフリーターでも実家暮らしで生活することができるでしょう。
まだまだ若い年齢なので、「何とかなるさ」と楽観的な人もいるかもしれません。
ただ、20代後半になると親の目も厳しくなってきて、早く就職しろと怒られることも増えてきます。
周りの友達も働いている人ばかりで、自分の中でも焦りの気持ちが生まれてくる年齢ですよね。
しかし、25歳で目立った職歴が無いのなら、就職するのは難しいと感じてしまうかもしれません。
若さでは新卒に勝つことができませんし、自分と同年代の人には数年の社会経験があります。
他の応募者と比較されると負ける要素が多いので、就職活動で不利になってしまいがちです。
でも、正しい方法で就職活動を行えば、正社員として採用されることは難しくありません。
25歳なら雇ってくれる会社は多いですし、自信をもって就職活動を行うようにしてください。
ここでは、25歳の無職が就職するための方法を紹介します。
目次
25歳ならギリギリ間に合う年齢
社会経験なしで就職する場合、25歳がターニングポイントとなります。
20代後半以降になると、企業は即戦力を求めるために、何らかの経験を積んでいなければ就職は難しくなるからです。
未経験者を募集する企業の多くは、25歳までを採用の基準としています。
一から仕事を教えていく場合、若くて素直な方が教育しやすいため、20代前半を対象としているわけですね。
年を取るごとに頭が固くなって物覚えが悪くなりますし、変にプライドも高くなるため企業としては扱いづらいと考えます。
年下の上司などがいた時に、指示に従わないと困りますからね。
だから、未経験者を採用する企業は、20代後半を避ける傾向にあります。
賃金が安く教育しやすい若者は、どこの企業からも重要な戦力として期待されているはずです。
25歳ならギリギリ未経験の採用枠に入りますから、一刻も早く就職活動を始めなくてはいけません。
若さをアピールすれば、職歴の無さをカバーすることができます。
26歳を超えると若さという武器が無くなりますし、職歴も無いため何もアピールすることができないでしょう。
丸腰で戦わないといけなくなるので、それで就職を乗り切るのは難しいです。
人手不足で苦しい企業なら採用されるかもしれませんが、そういったところは激務で給料が安いことが多いですね。
待遇が悪いから人が足りていないわけで、まともな企業ではありません。
正社員として就職するなら、25歳がラストチャンスだと思って真剣に就職活動を行うようにしましょう。
25歳からの就職は会社選びがすべて!
正社員として就職するなら、長く働ける会社を選ばないといけません。
就職してすぐに辞めてしまうと、20代後半から転職活動を始めることになり、かなり苦しい戦いとなってしまいます。
先述の通り、20歳後半の人材に対しては、企業は即戦力を求めます。
ある程度の実力を持っていることが前提となるので、十分な職歴を持っていないと企業から相手にされないでしょう。
だから、25歳で就職したら最低でも3年以上は働き続けて、専門的なスキルを身に付けるようにしてください。
そのために、長く働くことができる会社を選ぶ必要がありますね。
自分が興味のある職種であることはもちろん、労働時間や休日の日数などの条件面も非常に大切です。
給料が高くても激務だと続けられないので、応募する企業について総合的に見極めるようにしましょう。
自分の適性に合う仕事なのかを考える
長く勤めるためには、自分に向いている仕事かどうかが重要です。
興味のない仕事だと続けるのが苦痛になってしまいますし、十分なスキルを身に付けることができません。
好きなことなら夢中になって取り組めるので、自発的に学ぶことにより成長することができます。
苦手なことなら時間が経つのも遅く感じますし、すぐに嫌になってしまうでしょう。
なので、自分の興味が何かを考えて、本気で取り組みたい仕事を選ぶようにしてください。
自分に向いている分野なら、面接での自己PRの際にも効果的にアピールすることができるはずです。
- なぜその仕事に興味を持ったのか
- 入社後にどんな仕事がしたいのか
- どんな意識で働くつもりなのか
思っていることを素直に話すだけでアピールになりますから、就職活動をする上では有利になりますね。
熱意や意欲を伝えるためにも、自分に合った職種へ応募しましょう。
働きやすい環境かどうか
自分に合った仕事であっても、体力的に続けられないかもしれません。
終電ギリギリまで仕事をするような会社だったら、体を壊してしまいますよね。
なので、働きやすい環境かどうかも大切な要素となります。
ネットの口コミサイトや掲示板などで、その会社の内情を調べてください。
求人情報で良いことばかり書いてあっても、実際には全く違う労働環境である場合があります。
また、業績が悪い会社だと、リストラや倒産の可能性があるでしょう。
就職して1年後に倒産してしまったら、何のスキルも無いままで放り出されてしまうことになります。
最近は、大企業でも倒産する時代ですし、有名な企業であっても安心できません。
就職するのであれば、その会社の業績もチェックしておきたいところです。
上場企業なら会社四季報やIR情報などで業績が公開されていますし、非上場企業であっても「会社四季報・未上場会社版」でチェックすることができます。
事前の下調べを欠かさないことで、長く働ける会社かどうかを見分けることができるでしょう。
ブラック企業を見極める方法
無職が就職するときの注意点として、ブラック企業に入ってしまうことがあります。
ブラック企業は人材を使い捨てと考えているため、年齢や経験を問わず応募者を採用していくわけです。
なので、25歳の無職でも簡単に就職することができます。
やっと就職ができたと思ったのに、激務に耐えられずに短期間で辞めてしまったり、体が壊れるまで働かされてしまったら意味がありません。
今後の人生に影響してしまうので、気を付けるようにしてください。
ブラック企業の見極め方は、以下の通りです。
- 同じ求人広告を大量に出している
- 給料モデルに幅がある
- 試用期間が長すぎる
- 面接時に内定を告げられる
ブラック企業は大量採用・大量離職なので、常に求人広告を出し続けています。
どんどん人が辞めていきますから、補充し続けないといけないからですね。
求人広告の内容にも特徴があり、給料モデルが「30~80万円」などと幅があったり、試用期間が3ヶ月以上と長期だったりします。
「夢」「情熱」などの精神論が多い場合も注意が必要です。
あとは、応募者の選考などが行われず、面接時に内定を告げられたりします。
辞めることが前提だから、誰でも良いわけですね。
こういった特徴があるとブラック企業である可能性が高いので、騙されないように注意しましょう。
25歳無職の就職を成功させるためのポイント
無職である理由を明確にしておく
面接で必ず聞かれる質問として、「なぜ25歳まで無職だったのか?」ということがあります。
高卒なら7年・大卒なら3年のキャリアがあるはずですし、25歳まで無職というのは異常なことです。
だから、企業の面接官は、その理由について聞いてきます。
「責任感が無いのか?」「仕事への意欲が低いのか?」などの不安を持たれてしまいますので、その不安を解消できるような答えを用意しましょう。
- 弁護士資格の勉強をしていたが挫折した
- 両親の介護をしていた
- 起業したが失敗した
- プロの漫画家を目指したが挫折した
上記のような理由であれば、やむを得ない事情として問題視はされないはずです。
無職期間中に努力していたのなら、それは立派なアピールポイントになります。
マジメさや勤勉さを伝えることになりますので、積極的に話すようにしてください。
苦労した点や頑張った点などのエピソードがあると、説得力の高いアピールになるでしょう。
就職活動におけるマナーを意識する
新卒の学生と違って、25歳だと立派な社会人だとみなされます。
無職であっても社会人なので、就職活動中のマナーには気を付けるようにしてください。
特に、25歳まで無職だと、書類選考の通過率が下がってしまいます。
マナーに沿った応募書類を作成することで、常識のある人間だと思ってもらえるようにしましょう。
基本的な応募書類の作り方については、「転職における応募書類の作成方法」を参考にしてください。
そして、面接へ進むことができても安心はできません。
元気良く挨拶することや清潔感のある身だしなみ、言葉のキャッチボールなど気を付けることは多いです。
少しでも印象を良くするために、受け答えの練習をしておくと良いでしょう。
よく聞かれる質問に対する答えなども、用意しておくべきですね。
就職エージェントを利用して効率良く就職活動をしよう
先述したように、25歳からの就職は会社選びが非常に重要です。
自分に合っていないと続けられませんし、継続して働きやすい職場かどうかも大切となります。
仮に、ブラック企業に入社してしまうと、貴重な20代を棒に振ってしまうかもしれません。
就職に失敗しないために、会社選びは慎重に行いましょう。
でも、25歳の若者だと、優良な企業を見つけるのは難しいと思います。
得られる情報に限りがありますし、選択の基準も持っていないので、正確に企業を見極められないはずです。
そこで、就職エージェントを利用することをおススメします。
プロのキャリアアドバイザーに相談しつつ就職活動を進めることができるので、失敗のリスクを抑えることができるでしょう。
カウンセリングによって自分に合った仕事を見つけられますし、将来性のある企業の求人を紹介してもらえます。
エージェントから紹介される求人は、ちゃんと審査を通過したものばかりなので、ブラック企業などはありません。
だから、安心して応募することができますね。
就職エージェントでは、就職活動に関わる全てのことをサポートしてくれます。
- 求職者の適性に合った求人の紹介
- 企業に合わせた応募書類の作成・面接対策
- 面接スケジュールの調整
- 給与や労働条件などの交渉代行
プロによるサポートがあれば、初めての就職活動でもスムーズに進めることができるでしょう。
失敗を防ぐためにも、就職エージェントを利用するべきです。
以下の就職エージェントは、20代の無職・フリーターを対象に求人を紹介しています。
かなり実績が高いので、ぜひ登録してみてください。
就職Shop
就職Shopは、リクルートが運営する就職エージェントです。
20代の若者向けの求人を多く取り揃えており、第二新卒やフリーターに特化した就職活動のサポートを行っています。
特徴としては、書類選考なしで最初から面接へ進むことができる点です。
書類選考が無ければ時間の短縮になりますし、スピーディに就職活動を進められるのは大きなメリットでしょう。
10,000社以上の求人数があって、利用者も10万人を突破しています。
未経験歓迎の求人ばかりですから、フリーターやニートであっても問題なく採用してもらえるはずです。
キャリアアドバイザーが実際に企業を訪問して取材をしていますから、職場の雰囲気や仕事内容、人間関係まで詳しく分かりますよ。
関東・関西圏での就職なら、利用してみると良いでしょう。
ハタラクティブ
20代のフリーターや既卒を対象としたエージェントで、未経験から正社員を目指す人に専門特化しています。
未経験歓迎の求人を1,500件以上も保有しており、職歴がない人でも問題なく内定を目指すことができるはずです。
独自のカウンセリングノウハウを持っているので、求職者の隠れた魅力を引き出して向いている職種や業種を発見してくれます。
60,000人以上のカウンセリング実績がありますから、5~10年先を見据えた提案をしてもらえるでしょう。
応募書類の添削や面接対策もバッチリで、書類審査通過率91.4%、内定率80.4%という高い水準をキープしています。