転職に年齢は関係ない?転職にベストなタイミングは何歳なのか?

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転職で成功するためには、タイミングが非常に大切です。
適切なタイミングで適切な仕事をすることによって、着実にキャリアを積み重ねることができます。

それで自分の市場価値が高まっていくので、より条件の良い会社へ転職することができるわけです。

一方、転職のタイミングを間違えてしまうと、キャリアが広がらなくなってしまい、自分を高めることができません。
市場価値が低いままとなるので、キャリアアップに繋がらないでしょう。

そのタイミングを計る物差しとして、「年齢」があります。
よく「○○歳までに転職しないとダメ」といった、年齢限界説が話題になったりしますよね。

自分がその年齢に近づいてくると、焦ってしまう人もいるかもしれません。
もしくは、年齢を過ぎていることで、転職を諦める人もいるでしょう。

実際のところ、転職に年齢は関係あるのでしょうか?
このページでは、転職と年齢の関係について解説をしていきます。

転職者の平均年齢は上昇傾向にある

転職サイト「DODA」の調査によると、2017年上半期に転職した人の平均年齢は32.1歳となっていました。

参照:DODA

転職者の平均年齢は2008年から上昇トレンドにあり、細かく増減しながら右肩上がりになっていますね。
10年前までは20代のうちに転職するのが一般的でしたが、現在では30歳を過ぎても普通に転職している人がいるわけです。

転職者の年代別にみると、以下のようになっています。

参照:DODA

2017年上半期のデータだと、最も多いのが「25~29歳」の37.9%で、その次に「30~34歳」の23.5%、「40歳以上」でも15.7%も転職していますね。

転職者全体の3割が35歳以上という計算ですから、転職をするのに年齢は関係なくなっているといえるでしょう。

「転職したいけど年齢が・・・」などと悩むのであれば、思い切って転職してみるのも悪くありません。
企業側としてもキャリアのある人間のニーズが高まっているので、若い年代と比較されても転職市場で勝てる可能性は高いです。

よくある転職年齢の限界説って本当なの?

28歳転職限界説

キャリアを積み重ねるセオリーとしては、「20代のうちに自分が進むべき道を見定めて、30代にその分野での専門性を確立する」という理論があります。
この理論は間違っておらず、実際に出世している人の多くがキャリア理論に基づいた道を歩んでいるはずです。

そこで出てきたのが、「28歳限界説」ですね。
28歳までに道を決めて転職しておけば、30歳になったときに専門性を深めて飛躍できるという理屈です。

たしかに、キャリアを磨くという意味では、28歳が転職を考える一つの目安になると思います。

でも、その年齢を超えたら転職できないかというと、全くそうではありません。
先述のデータの通り、30歳を過ぎても普通に転職できますし、28歳が限界というのは明らかな間違いですね。

今までのキャリアに自信を持っていて、今後の方向性が明確であれば転職は可能でしょう。

32歳転職限界説

転職後に年下の上司や先輩ができると、関係性でギクシャクすることがあります。
そういった理由から、「32歳限界説」が出てきました。

この年齢を過ぎると、上司が年下になる可能性が高くなるので、企業側も採用を見送りがちになるというのが理由のようです。
どんな職場でもチームで成り立っていますから、輪が乱れる危険性を企業は恐れています。

ただ、最近では終身雇用や年功序列も無くなりつつありますし、そんなことは気にしない企業が増えてきました。
ベンチャー企業などでは、20代の内から管理職で活躍する人もいますから、年齢による上下関係は無くなってきていますね。

32歳限界説は、10年以上前の年功序列が強く残っていた時代のものなので、現在では当てはまることは少ないでしょう。

しかし、未経験の分野へキャリアチェンジする場合には注意が必要です。
30歳以上だと即戦力が期待されますから、「未経験可」と記載された求人でも落とされることがあります。

新しい分野へチャレンジするなら、今までのキャリアの活かし方を考えなくてはいけません。
「この分野は初めてですが、○○の経験があるので応用できます」といったアピールができれば、未経験の分野でも勝負できると思いますよ。

35歳転職限界説

年齢限界説の中で、最もポピュラーなのが「35歳限界説」だと思います。
昔は新卒や第二新卒などの若い世代の需要が高かったですから、多くの求人広告に「35歳まで」と書かれていました。

35歳といえば社会に出て10年以上経っていますし、社会人として成熟している時期です。
若手社員と比べると今後の伸びしろに限界があるため、よほどのスキルが無いと企業から敬遠されることがありました。

でも、先述のデータが示す通り、転職成功者の3割ほどが35歳以上となっています。
転職成功者の平均年齢は上昇傾向にあるため、35歳が限界ではありませんし、40歳を過ぎても可能性が残っているわけです。

最近の傾向としては、管理職ができる人材を企業は求めているので、マネジメント経験がある35歳以上のニーズは非常に高くなっていますね。

転職では年齢でなくスキルが重要視される

これまで説明してきたように、転職において年齢は関係ありません。
企業が求めるスキルを持っていれば、何歳であっても転職をすることができるといえます。

身に付けるべき2つのスキル

転職市場で求められるスキルは、「専門スキル」と「ポータブルスキル」の2つです。
これらの2つのスキルを持ち合わせていれば、市場価値が高いと判断されて企業からのニーズも高くなるでしょう。

専門スキルとは、特定の分野における知識や技能のことです。
エンジニアだとプログラミングスキル、事務職であれば会計知識、Webデザインならディレクションなどのスキルを指します。

これらのスキルの習熟度が高ければ、その業界では多くの企業から必要とされるはずです。
即戦力として期待されるので、内定をもらえる可能性は高くなります。

ポータブルスキルとは、どんな業界でも活用できる社会人の基礎能力のことです。
たとえば、コミュニケーション能力や問題解決力、論理的思考力やマネジメント能力といったものですね。

特に、年齢が上がると部下を管理する立場になるので、ポータブルスキルの重要性は増してきます。
35歳を過ぎると管理職として期待されますから、専門スキルだけでなくポータブルスキルも身に付けておかないといけません。

20代で求められるスキル

20代では社会経験が少なくて未熟ですから、企業側も大きな期待はしていません。
今現在のスキルよりも、将来的に伸びてくれるかが重要となります。

目立った実績は必要ないので、ポテンシャルが期待できるアピールをしましょう。
具体的には、次のようなものですね。

  • 意欲を持って仕事に取り組もうとする熱意
  • 積極的に学ぶことによる成長性
  • 謙虚に周りの意見を聞き入れる誠実さ
  • 社会人としての常識的なビジネスマナー

上記の項目をアピールできれば、若々しくてフレッシュな印象を与えることができます。
20代の内は勢いが大切ですから、「できることは何でもやります!」といった意気込みを伝えるだけで十分でしょう。

30代で求められるスキル

30代になると即戦力が期待される年代になりますし、リーダーシップのスキルも必要になってきます。
働き盛りで脂の乗った時期ですから、これまでのキャリアでアピールできるようにしてください。

アピールするべきことは、以下のようになります。

  • 即戦力として貢献できる専門性
  • チームの課題を見つけて解決できるリーダーシップ
  • 必要な仕事を部下に割り振ることができるマネジメント能力
  • 上司と部下の意見を聞いて潤滑油となれるコミュニケーション能力

口頭で説明するだけでなく、具体的な実績で示す必要があります。

専門スキルを証明するために売上金額や成果物を提示するべきですし、リーダーシップやマネジメント能力を活かしたエピソードなども用意しないといけません。

言うだけなら誰でもできることなので、しっかりと証明できるようにしましょう。

40代で求められるスキル

40代以降の転職では、プレイヤーではなくマネージャーとしての素養が求められる傾向にあります。
組織として成果を上げる必要があるので、高い専門性に加えてマネジメント能力をアピールできるようにしてください。

  • 新規事業の立ち上げなどの具体的なマジメント実績
  • 即戦力として活躍できる専門性
  • 部下の長所を伸ばすことができる育成能力
  • 偏ったやり方に固執しない柔軟性

これらも、具体的な実績に基づいて語れなくてはいけません。

自分の実績はもちろん、部下の実績も必要になってくるので、30代よりも求められることは高度になります。
でも、大幅な年収アップなども可能ですから、ハイキャリアでの転職も夢ではありません。

35歳を超えてからの転職は慎重に考える

転職に年齢は関係ないといっても、35歳を過ぎていると安易な気持ちで転職を考えない方が良いでしょう。
失敗したらリカバリーが難しい年齢ですし、今の会社に残った方が良い場合もあります。

よくある転職の失敗例を紹介するので、参考にしてみてください。

新しい環境で働きたい

新卒で就職してから10年以上も同じ会社で働いていたり、ある程度の年数が経過すると、仕事がマンネリ化してしまうことがあります。
いつも似たようなメンバーと同じ仕事ばかりしていると、刺激が少なくなってくるんですね。

「このままで良いのかなぁ?」などと、自分の人生に疑問が出始めるのが35歳くらいだと思います。
新しい刺激を求めて、転職したくなったりするでしょう。

でも、新しい会社に入ると、今までの社内の人間関係や信用がすべて無くなってしまいます。
気軽に同僚に仕事を頼んだり、意見を言ったりすることができなくなります。

ゼロから人間関係を作ることから始めないといけないので、大きな労力を使うことになるわけです。
即戦力としての期待も強いため、入社してすぐに結果を出さないといけません。

それなりのプレッシャーの中で仕事をすることになりますから、軽い気持ちで転職すると痛い目に遭うでしょう。

ワークライフバランスを充実させたい

30代の半ばになると、家庭を持ったりして仕事以外に大切なものが増えます。
そうすると、仕事はほどほどにして、プライベートの時間を充実させたいと思うようになるかもしれません。
だから、時間的に余裕のある仕事に転職したいと考えがちですね。

でも、先述の通り、新しい会社に入ると今まで以上に必死で働かなくてはいけません。
最初の内は信用の構築が必要なので、意識的に残業などをした方が良いでしょう。

何よりもまず結果を出すことが求められるため、プライベートなんて考える暇がありません。
時間にゆとりが欲しいから転職したのに、逆に忙しくなるという結果となってしまいます。

簡単に年収が上がると思っている

30代では管理職に昇進する人も出てくるので、同僚の中でも年収に差がついてくる年代です。
そこで、年収を大幅にアップさせるために、転職を考えることがあるでしょう。

もちろん、マネジメント能力を買われての転職であれば、すぐに年収がアップすることも珍しくありません。

しかし、大抵の場合、転職の直後は年収が下がってしまいます。
採用企業からすると、実際の働きぶりを見てからでないと、高額な年収は提示しにくいからですね。

年収がアップするとしても、転職して2~3年後くらいになるのが一般的です。
転職で簡単に年収が上がると思っている人は、ガッカリしてしまうかもしれませんね。

収入を増やしたくて転職をするなら、ある程度のリスクを取らねばなりません。
目先の収入よりも未来の可能性を優先させられるなら、転職を考えても良いでしょう。

以上、転職における年齢限界説について解説をしました。

ちゃんと企業が求めるスキルを持っていれば、何歳で会っても転職することは可能です。
なので、日頃からスキルを高めるために、向上心を持って仕事に取り組むべきだといえますね。

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