無職からの転職は難しくない!無職期間があっても転職を成功させる方法

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無職期間からの転職活動

会社を辞めてからすぐに仕事が見つからないと、その間は無職になってしまいますね。
無職の期間が長くなってくると、そこから転職することはどんどん難しくなっていきます。

中途採用ではスキルや経験が求められるので、ちゃんと自己アピールができなければ、応募企業から採用するメリットは感じてもらえないでしょう。
仕事が決まらない状態が続いてしまうと、ますます自信を失ってしまうはずです。

でも、無職からであっても転職することはできます。
正しいやり方さえ知っていれば意外と早く仕事は決まりますし、前の会社よりもレベルの高い企業へ転職することだってできるでしょう。

ここでは、無職期間がある人が転職する方法を紹介していきます。

目次

無職期間が長いと転職で不利になる

どこの企業からも必要とされない人材と思われる

それでは、そもそもなぜ無職期間が長いことで転職が難しくなるのでしょうか。

その理由の一つが、無職期間が長いということは転職活動に失敗している、つまり企業に必要とされるような能力がないと思われるからです。

もちろん、中には転職活動自体をしていない方もいると思いますが、企業はそのようには受け取りません。
基本的に長期間無職が続いているということは、その期間中に採用されていないということで、他社が必要としていない人材=自社でも必要ない人材と思われてしまうのです。

無能なレッテルを貼られると、どこの企業からも警戒されてしまうでしょう。
なので、無職期間が長いほど転職が難しくなるということです。

ブランクが長いことで仕事の勘が鈍っていると思われる

また、次の理由として挙げられるのが、ブランク期間が長いことで発生する仕事勘についてです。

誰しもが仕事をしない期間が長くなることで、それまで行っていた仕事についてのやり方を忘れてしまったり、仕事に関する思考回路が鈍ってしまったりします。

そうすると、現場で仕事に慣れるまでに時間がかかってしまうため、採用をしてから実際に会社に貢献するまでの時間も遅くなる懸念があり、採用することをためらってしまうのです。

企業側が欲しいのは即戦力なので、入社してすぐに結果を出せる見込みがないと、採用したいとは思いません。
応募企業から期待感を持ってもらえるように、実績などを示す必要があるでしょう。

仕事へのモチベーションが下がっていると思われる

仕事をしない時間が長くなってくると、新しく仕事を始めること自体が億劫になってきてしまいます。
仕事をしていたころの楽しさややりがいよりも、仕事をせずに楽をしていることの快適さに慣れてしまうからです。

企業は上記のようにブランク期間が長い人ほど、「モチベーションが下がってしまっているのでは?」と思ってしまい採用をためらってしまいます。

そもそも、やる気がないからこそ、転職活動をサボっていると思われがちですね。
本当に必死ならすぐに仕事は決まるでしょうし、無職期間が長引いているのは、それだけ意識が低いと思われてしまうということです。

熱意や意欲を示すことができなければ、企業から相手にしてもらえません。

理想やプライドが高すぎる人材だと思われる

次の理由が、ブランク期間が長い人ほど、理想やプライドが高すぎるのではないかと思われるということです。

日本社会は、好景気×少子高齢化で深刻な人手不足となっています。
そのような社会的背景がありますので、職務経歴上の経歴・スキルが高ければ、就職口に困ることはないはずです。

しかし、中には、それにもかかわらず無職期間が長くなってしまっている人も少なくありません。
こういった方は自身の市場価値を高く見積もり過ぎており、その理想・プライドの高さゆえに、企業と折り合いがつかずに中々就職ができないのです。

企業としても、こういった自己分析ができていない・協調性のない人材はゆくゆく問題を起こしやすいことを分かっているので、極力採用をしたくありません。

仕事はチームワークで行うものなので、人間性を認めらもらう必要がありますね。

無職での転職活動はリスクが高い

収入が途絶えるので生活が苦しくなる

また、無職での転職活動は様々なリスクを内包しています。

最も大きいのが、生活が成り立たなくなるということでしょう。
無職で転職活動をするということは、収入がない状態ということを意味します。

最初のうちはそれなりに貯蓄があるかもしれませんが、転職活動が長びくほど貯蓄も減っていきますね。
その結果、精神的な焦りや疲労が大きくなっていき、転職活動も上手く行かなくなってしまうのです。

お金が無くなってくると精神的にも不安定となりますから、あまり良いこととは言えません。

職歴に空白期間ができることで履歴書が汚れる

次の理由としては、職歴に空白期間ができることです。

先述したように、企業は空白期間がある候補者を良く思いません。
空白期間が長いほど、何か問題があるのではいかと懸念してしまうからです。

その結果、あなたの履歴書はどんどんと企業価値が低いものになってしまい、俗にいう「履歴書が汚れている」状態になってしまいます。

書類選考の通過率も低くなりますから、そもそも面接へ進むことができません。
それだけ採用の可能性も下がるということですし、経歴に傷がつくと転職に不利だといえるでしょう。

時間が経つほど選考に通過しないので焦ってしまう

先述の通り、空白期間が長くなるほど、選考に受かりづらくなってしまいます。
空白期間が長いことで選考に受かりづらくなり、それを受けて精神的に焦り疲れてしまうことで更に選考に受かりづらくなるわけです。

それを受けて空白期間は更に長くなり、企業の評価も下がっていくという悪循環にハマってしまうのです。
ここから抜け出すのは難しいため、泥沼から抜け出せなくなるでしょう。

手遅れになる前に、一刻も早く動き出さなくてはいけません。

会社を辞める前に考えるべきこと

最低でも3ヶ月分の生活費を貯金しておく

一度退職をしてから転職活動をしたいということであれば、退職をする前に考えておくべきことがあります。

その一つが、貯金です。
先述したように、貯金がないほど焦りが生まれ転職活動が上手く行かなくなってしまいます。

そのため、退職する前に最低でも3ヶ月分の生活費を貯金しておきましょう。
企業1社の選考が終わるまでに、順調にいっても1ヶ月はかかります。

複数社を選考していくことを考えると、満足の行く転職活動をするためには3ヶ月は必要だと考えておいてください。

失業保険を受け取るという手段もありますが、退職後3ヶ月経たないと給付が受けられません。
それまでに転職先を見つけることが最善の方法なので、貯金を貯めておいて早急に転職活動を終わらせるように意識しておきましょう。

3ヶ月以内に転職できるようなスケジュールを立てる

そして、3ヶ月という期間は別の意味でも重要となります。
といいますのも、企業が一般的に転職活動による空白期間と許容できる最適な期間が3ヶ月だからです。

3ヶ月だと妥当、6ヶ月以上だと懸念ラインに入ってきます。
そのため、3ヶ月分の生活費を貯金しておくとともに、3ヶ月以内に転職できるようなスケジュールを立てておくことが重要です。

転職に不利にならないように、3ヶ月で活動を終わらせる準備と意思を持ちましょう。

転職に有利な資格があればあらかじめ取得しておく

次に準備として役に立つのが、資格取得です。
企業・業界によっては、特定の資格を保有しておくだけで合格する可能性がグッと上がります。

そのため、早く転職活動を終わらせるためにも有利となる資格を調査し、取得しておくことが大事なのです。

自分が目指す業界で重用される資格があれば、取得しておくことをおススメします。
資格があれば内定が出やすいだけでなく、基本給がアップすることもあるので、何かしら持っておいて損はありません。

自分の転職市場での評価を知っておく

何も考えずに会社を辞めても、すぐに転職が決まる保証はありません。
思った以上に書類選考や面接で評価されず、何ヶ月も転職活動をすることになることだってあるわけです。

なので、事前に自分の市場価値を調べることをおすすめします。
自分と同じようなキャリアの人間が、どのように転職しているのかを調べるようにしてください。

そうすれば、自分のキャリアプランを立てやすくなり、転職に成功する可能性も高くなるでしょう。
ミイダスというサービスを使えば、簡単に自分の価値を調べることができますよ。

ミイダス

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ミイダスは、自分の市場価値を調べることができるサービスです。
200万人以上の年収と転職実績データが登録されていて、自分と同じ職種の平均年収や同じ経歴の人の転職状況を知ることができます。

つまり、自分が転職するなら、どのレベルの企業に入ってどれくらいの年収をもらえるかが分かるわけです。

また、自分の情報を登録するだけで企業からオファーが届くので、書類選考をパスして確実に面接を受けることができます。

優良企業10,000社に自分の情報を見てもらえますから、きっと理想的な企業からのオファーが届くはずです。

自分がどれくらいの価値があるのか分からない人は、ミイダスに登録すればおおよそのレベルが分かりますよ。

たった5分で登録できるので、ぜひ利用してみてください。

無職から最短で転職を成功させる方法

自分のキャリア・スキルの棚卸しを行う

最後に、無職から最短で転職を成功させる具体的な方法について解説します。

まず、転職活動の一番最初に行うのが自己分析です。
採用業界では、will・can・mustという有名なキーワードがあります。
日本語でいうと「したいこと・できること・しなければいけないこと」という意味ですね。

自分のキャリア・スキルの棚卸しをすることで、自分に何ができるのかを理解しましょう。
そして、自分が何をしたいのかを改めて問い直すのです。

いざ求人を探し始めると、その求人で求めていること、つまりその企業でしなければならないこと、が記載されています。
自己分析を重ねることで、自分が受かりそうな求人も目処がつき、転職活動もスムーズに進むことでしょう。

ブランクが長いなら無職期間中に成長できたことを話す

また、ブランクが長い場合、ブランク期間をうやむやにせず、無職期間中に成長できたことについて言及することが大事です。

ブランク期間をうやむやにすることで、ただ無職期間があった人というレッテルを貼られてしまうと、評価が一気に下落してしまいます。

そのため、積極的に成長できたことを語ることで、無職期間の評価が上がるとともに、成長意欲も認められるなどプラスとなることが多いのです。

転職サイトで自分の強みを活かせる企業の求人を探す

自己分析が終わりキャリア・スキルの棚卸しが完了したら、その強みを活かせる求人を探すことが大事です。

自分に合った求人を探すために、情報量が最も多い転職サイトを活用しましょう。
様々な条件を絞れますので、自分の強みに合ったフィルターをかけることで、効率よく強みが活かせる企業の求人を探してください。

最もおススメなのは、リクナビネクストです。
日本最大手の転職サイトなので、ここに登録しておけば間違いないでしょう。

リクナビネクスト

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リクナビネクストは、日本最大手の転職サイトです。
登録者数は780万人以上・求人数は常時1万件以上と、規模としても日本最大級となっています。

登録されている求人の85%が他のサイトには無い情報なので、リクナビネクストでしか見つからない求人が多いです。
転職を考えた時には、絶対に利用するべきサイトですね。

また、プロフィールを登録しておけば、企業から面接オファーが来たります。
書類選考をパスして最初から面接を受けられるので、かなり有利に転職活動を進めることができますよ。

早々に転職の予定が無くても、プロフィール登録だけはしておくべきです。

5分で無料登録できるので、ぜひ使ってみてください。

労働条件に惑わされず企業の仕事内容や将来性を吟味する

求人を探す時のコツとしては、労働条件にばかりとらわれないことです。

求人の労働条件というのは、その時点での情報でしかありません。
いくら待遇が良く見えても、キャリア上で成長がしづらい仕事内容かもしれませんし、そもそもその求人の会社の将来性がないこともありえます。

大事なのは、長期的に利益を得ることです。
そのためには、仕事内容や企業の将来性を吟味することを徹底してください。

自分の理想とする将来像を考えて、それを実現できる会社かどうかを見極めるわけですね。
それができれば、成功と思える転職ができると思います。

面接ではオフィスの清潔感や社員の雰囲気を確認する

企業の良し悪しを評価する上で有益な情報の一つが、面接です。

面接は転職の中で唯一、応募企業のオフィスを詳細に把握しながら、応募企業の社員と直にじっくり向き合える時間となります。
そのため面接を受ける際は、オフィスの清潔感や社員の雰囲気を確認するようにしましょう。

オフィスに清潔感がない会社は、風紀が乱れており会社の状態が良くない可能性が高いです。
また、社員の雰囲気が悪い会社は、会社の業績が悪かったり、社員を大切にしていないブラック企業の可能性もあります。

面接を通じて会社の情報を細かく把握することは、非常に大事なのです。
自己アピールだけに必死になっていると、会社の本質が見えなくなってしまうでしょう。

自分が働くかもしれない会社ですから、しっかりと内容を見極めるようにしてください。

無職からの転職は転職エージェントを利用しよう

これまでお伝えしてきたように、無職の期間が長くなると転職活動は難しくなります。
何かしらの問題がある人材だと思われるため、書類選考で落とされることが多くなりますし、面接での採用率も下がってしまうからです。

普通に転職活動をしていては、なかなか仕事が決まらないでしょう。
時間が経つごとに内定が出にくくなるため、どんどん深みにはまってしまう人は多いです。

そこで、転職エージェントを利用することをおススメします。
キャリアアドバイザーが担当についてくれるので、内定をもらうための徹底的なサポートを行ってくれるわけです。

具体的には、非公開求人の紹介から応募書類の作成、面接対策といったことですね。
全国の企業と太いパイプを築いているので、無職期間が長くても内定をもらえるように特別に推薦してもらえたりします。

自分一人で活動するよりも、圧倒的に効率が良くなりますよ。

以下のエージェントは、実績が豊富で当サイトでも人気です。
無料で利用できますから、ぜひ使ってみてください。

リクルートエージェント

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業界最大手のリクルートエージェントです。
人材業界で50年以上もの実績があるため、全国の様々な企業と太いパイプを築いています。

保有している求人の90%が非公開となっており、その数は10万件以上です。
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また、キャリアアドバイザーの質が高いのも特徴ですね。
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最新の業界情報や転職動向にも詳しいですし、過去に膨大な転職実績もあるので、的確にキャリア相談に乗ってもらえます。

土日祝や平日20時以降も対応可能なので、仕事が忙しくても利用できますよ。
リクルートエージェントは、確実に登録しておいてください。


マイナビエージェント

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マイナビは、1973年に創業された人材サービスを主業務とする会社です。
人材業界ではかなりの老舗企業なので、取り扱っている業種や求人量は業界でもトップクラスとなっています。

特徴としては、20~30代の転職サポートに強いことですね。
首都圏や関西エリアだけでなく、名古屋や福岡、札幌などにも拠点があるため、全国の求人に対応しています。

業界ごとに専任のキャリアアドバイザーがいるので、専門的な情報を得ることができるでしょう。
また、企業の人事担当者とやりとりするアドバイザーもいますから、職場ごとの雰囲気なども掴むことができます。

かなり評価の高いエージェントなので、登録しておいて損はありません。

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