転職活動は情報力が重要!情報収集と企業研究でライバルに差をつける

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自分に合った会社に転職するためには、情報収集が非常に大切です。
持っている情報量が多いほど、企業選びをするときに有利になります。

転職してから理想と違っていたという失敗をする人がいますが、これは情報収集が足りなかったからですね。
事前に正確な情報を集めていれば、そんな失敗はしません。

応募企業について分析するために、情報収集と企業研究を欠かさないようにしましょう。
ここでは、効率的に情報を集める方法を紹介するので、参考にしてみてください。

自分が転職に求めるものを明確にする

企業の情報を探す前に、まずは自分のニーズを明確にしないといけません。
自分が何を目指していて、どんな環境で働きたいのかということですね。
これが分からなければ、何を基準に探せばいいのかが分からなくなります。

スーパーへ食材を買いに行っても、何を食べたいのかが不明確だと買い物ができないでしょう。
見た目の印象や値段の安さに惑わされて、統一感のない買い物になりがちです。

転職活動も同じで、自分の目的が分かっていないと、目先の待遇だけで求人を選んでしまいます。

そうならないために、最初に自問自答をして目的を明らかにして下さい。
すると、給料の高さや福利厚生などに惑わされずに、本当にやりたいことのために求人を選ぶことができます。

希望条件の優先順位を付ける

自分の目的を明確にするためには、希望する条件を紙にすべて書き出すようにしてください。
年収の金額や勤務時間、残業の有無、通勤時間、やりたい仕事など、とりあえずは思いつくものを何でも紙に書いてみるわけです。

一通り紙に書き出した後は、「絶対に譲れない条件」と「できれば叶えたい条件」に分けていきます。
さらに、絶対に譲れない条件の中で、重要なものから優先順位を付けてください。

こうすることで、自分が求める希望条件が明確になるはずです。
企業選びの際にも基準となるものですから、必ず行うようにしましょう。

企業についての情報を集める方法

企業のホームページを見る

気になる企業があれば、その企業のホームページを見るのは基本です。
事業内容や製品情報、企業理念や代表メッセージなどが書かれているので、企業の全体像を知ることができます。

それを見て、自分が共感できるかをチェックしてください。
給与や待遇が良かったとしても、会社のカラーが自分に合っていないと長く勤めることはできません。

見るべき要素は、以下の通りです。

会社の経営理念
どんな使命があるのか、どんなビジョンを持っているのか。
自分が目指す方向性に合致しているかどうか。
社長のメッセージ
経営者の考え方によって企業のカラーは決まります。
社長の考えに共感できるかどうか。
組織体制
実力主義か年功序列かということ。
評価制度や報酬、昇格条件などが、自分の求めるものなのか。
社員の声
先輩社員はどんなやりがいを感じて仕事をしているか。
それが自分の求めるものなのか。
製品・サービス情報
扱っている商材に興味を持てるかどうか。
競合他社よりも優位性がある商材かどうか。
業績・財務状況
企業の経営状態は良好なのかどうか。

これらは、誰でも調べられる情報なので必ず見なくてはいけません。
最も手軽にできることですから、一番最初に行うようにしてください。

求人広告から求める人材像を探る

求人広告は、給料や待遇を見るためだけのものではありません。
それ以外にも、求めている人材像や今後の事業方針などが読み取れますし、企業の体質などを見極めることができます。

募集要項の行間を読むことで、色々な情報を得ることができるでしょう。

以下の要素を注意深くチェックしてください。

募集職種
業界や企業によって、職種名は異なる。
「クリエイター」と書かれていても、広告企画やデザイナー、コピーライター、Webディレクターなど、色々な仕事が該当する。
本当に自分がやりたい仕事内容なのかの確認。
給与や待遇など
平均的な賃金が掲載されるが、スキルが劣っていても極端に下がることは無い。
募集対象
「経験○年以上」「○○資格保有者」など、条件が定められていることが多い。
経験者が欲しいのか、未経験者でもOKなのかが分かる。
就業時間
同業他社と比べて極端に多すぎないか。
残業の有無などを確認することで労働環境が分かる。
休日・休暇
「週休二日制」だと、確実に週2回休めるわけではない。
「完全週休二日制」なのか、休日の曜日などを把握する。
研修制度などの有無
社内研修やOJTなどがあれば、教育に力を入れている企業だということ。
人材育成に対する考え方が分かる。
メッセージ
写真や文章などから、その企業の社風が読み取れる。
若くて勢いのある会社か、スキルや経験を重視する会社かなど。
従業員の印象などから、自分に合うかどうかをチェック。
求人を出す頻度
いつ見ても掲載されている求人は定着率が低い可能性がある。
ブラック企業かもしれない。
給与の提示方法
「固定給+歩合給」などの金額を明示しない表現、あまりにも高額な金額の提示だと、固定給が少なくて歩合や残業代の比率が多い可能性がある。

インターネットを活用する

最近では、ネットで調べるだけで大抵の情報は手に入ります。
企業に関する情報も多いので、パソコンやスマホから検索しましょう。

社名で検索する
「社名+評判」「社長名+評判」などで検索すると、色々な情報が集まる。
ただし、デマも多いので鵜呑みにはしない。
関連ブログをチェック
社長や従業員がブログをやっていることがある。
企業のイメージや経営状態を見極めることができる。
口コミサイトを見る
転職会議やキャリコネなどに、企業の口コミが投稿されている。
社員や元社員の声などもあるので、内情を知るためにおススメ。
ただ、デマもあるので信用しすぎないこと。

製品・サービスを利用してみる

その企業が提供している商品・サービスは、応募する前に利用しておくべきです。
実際に自分で体験してみることで、得られる情報はかなり多いでしょう。

販売・サービス業であれば、実際にその店に足を運んでみてください。
お店の雰囲気や接客態度などから、自分が働いた時のことをイメージしてみます。
あまり空気が良くないと感じたなら、応募しないという選択も必要です。

法人向けのサービスで利用が難しい時は、本社に足を運んでオフィスの空気を見てみましょう。
エントランスや受付の雰囲気を見れば、その会社の社風が分かると思います。

また、本社の周りにはその企業の社員が歩いている場合もあるので、年齢層や外見のタイプなどで判断できることは多いです。

企業担当者に直接会える機会を活用する

多くの企業では、人材を集めるために求職者と直接会う機会を設けています。
たとえば、転職フェアや転職説明会、会社説明会といったイベントがありますね。

そういったものに参加することで、採用担当者から色々な情報を引き出すことができるわけです。
定期的に開催されていますし、参加費も無料なので活用することをおススメします。

聞くべき内容は、以下のようなものですね。

募集している職種・職務内容
同じ職種名でも、企業によって職務の内容が異なる。
どんな作業手順で仕事をしているのかを確認するべき。
求められるスキル
即戦力を求めているのか、未経験でも大丈夫なのか。
企業としての強み
競合他社に対しての優位性を持っているか。
今後の成長は期待できるのか。
会社の文化
社風や人間関係といったこと。
個人主義なのかチーム主義なのかという評価指標も確認する。
労働環境
残業の有無や仕事のペースといったこと。
常に仕事に追われているのか、マイペースで仕事が組み立てられるのか。

その他、自分が着になることは、何でも質問することができる。
採用担当者と話せる貴重な機会ですから、あらかじめ聞きたいことをまとめておくことをおススメします。

上場企業だと得られる情報は多い

上場企業と非上場企業とでは、公開されている情報量が全く異なります。

株式上場している企業では、株主に対して財務状況や事業戦略などを公開する義務があります。
これは誰でも見れる情報ですから、企業分析をする際には非常に役に立つでしょう。

IR情報で将来性を探る

IR情報とは株主に対して公開する情報で、投資に必要な財務状況や事業戦略などが記載されています。
これを見ることで、企業の経営状態や将来性などを判断することができますね。

経営状態が悪い企業だと、内定をもらったとしても数年後には事業の廃止やリストラなどがあるかもしれません。
長く勤められる企業に入るためには、経営状態も確認するべきです。

また、有価証券報告書には、社員の平均年齢や平均年収も記載されており、労働状況の実態が分かるでしょう。
自分の目指す待遇が得られるかどうかを、ちゃんと確認してください。

求人広告には多少の誇大表現があるかもしれませんが、IR情報は嘘偽りのない情報です。
なので、参考データとしては非常に安心できます。

会社四季報・就職四季報

会社四季報とは、四半期ごとに発行される企業情報誌のことです。
IR情報は企業が独自に出す情報ですが、会社四季報は東洋経済新報社が客観的な視点で作成しています。

なので、業績予想などに主観が入りにくく、かなり信ぴょう性の高いデータを得ることができますね。

また、学生のための情報誌として、就職四季報もあります。
新卒向けの情報で年に1回の発行ですが、採用実績、有休取得状況、離職率、待遇などの情報を入手できます。

転職活動にも使えるデータなので、参考にしてみてください。

企業の内部情報は転職エージェントから集める

自分でどれだけ調べたとしても、得られるのは表面的な情報ばかりです。
良さそうな会社だと思って入社してみると、理想と違っていてビックリしたという話はいくらでもありますよね。

やはり、外側からでは労働環境の実態や人間関係といったことまでは分かりません。
個人で得られる情報には限界があるので、違ったアプローチから情報収集する必要があります。

最もおススメなのは、転職エージェントに登録することです。
キャリアアドバイザーから色々な内部情報を教えてもらえるので、企業研究をする際に役に立ちます。

企業の採用担当者と直接会って打ち合わせなどをしているので、残業の有無や社風、職場の人間関係など、表には出てこない情報をキャリアアドバイザーは持っています。

そういった情報を得ることができるので、企業選びのミスマッチも減らすことができますね。
転職活動は情報力がカギですから、多くの情報を得るために転職エージェントを活用しましょう。

以下におススメのエージェントを紹介するので、ぜひ登録してみてください。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

業界最大手のリクルートエージェントです。
人材業界で50年以上もの実績があるため、全国の様々な企業と太いパイプを築いています。

保有している求人の90%が非公開となっており、その数は10万件以上です。
業界でもトップクラスの求人数ですから、自分に合った企業と出合える可能性は高いでしょう。

また、キャリアアドバイザーの質が高いのも特徴ですね。
全国に470名のアドバイザーが在籍しており、各業界・業種に精通している人材が豊富です。

最新の業界情報や転職動向にも詳しいですし、過去に膨大な転職実績もあるので、的確にキャリア相談に乗ってもらえます。

土日祝や平日20時以降も対応可能なので、仕事が忙しくても利用できますよ。
リクルートエージェントは、確実に登録しておいてください。


マイナビエージェント

マイナビエージェント

マイナビは、1973年に創業された人材サービスを主業務とする会社です。
人材業界ではかなりの老舗企業なので、取り扱っている業種や求人量は業界でもトップクラスとなっています。

特徴としては、20~30代の転職サポートに強いことですね。
首都圏や関西エリアだけでなく、名古屋や福岡、札幌などにも拠点があるため、全国の求人に対応しています。

業界ごとに専任のキャリアアドバイザーがいるので、専門的な情報を得ることができるでしょう。
また、企業の人事担当者とやりとりするアドバイザーもいますから、職場ごとの雰囲気なども掴むことができます。

かなり評価の高いエージェントなので、登録しておいて損はありません。

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