- お金が無くても愛があれば結婚できる
- 夫婦で共働きならフリーターでも大丈夫だろう
- 贅沢しないから最低限の収入でも良い
結婚間近なパートナーがいても、このように考えていませんか?
独身ならいざ知らず、結婚するとなるとフリーターの収入では先は見えています。
また、フリーターという身分では、相手の両親から結婚を反対されてしまうでしょう。
お互いに好きというだけでは、現実的に結婚は難しいわけです。
パートナーの幸せを考えるならば、収入や社会的信用などの面から見ても正社員になった方が良いのは明らかだと言えます。
ここでは、なぜフリーターでは結婚できないのかを詳しく解説します。
結婚したいパートナーがいるのなら、必ず最後まで読むようにしてください。
フリーターは恋愛の対象外になる
女性は結婚に安定を求める
結婚を考える年頃になると、女性からみてフリーターの男性は恋愛の対象外になってしまいます。
なぜなら、女性は結婚に安定を求めるからです。
もちろん性格も大事ですが、この場合の安定とは、「金銭の不安なく結婚生活を送れるか」ということです。
正社員は企業との雇用契約から見て簡単に職を失うことはありませんが、非正規雇用のフリーターはいつ職を失うかもわかりません。
結婚相手がいつ職を失うか分からないというのは、女性からすると最も不安定に感じることでしょう。
女性が結婚相手に求める年収は400~500万円
そして、安定した生活となると、気になるのは具体的な年収面ですね。
女性が結婚相手に求める年収は、大体400〜500万円と言われています。
2016年に株式会社マンションマーケットが20代〜40代の未婚女性向けに行ったアンケートでは、結婚相手に求める年収については一番多かったのが500万以上で21.9%。
2位が600万以上で17.8%。3位が400万以上で12.6%という結果でした。

参照:マンションマーケット
また、人材紹介会社レバレジーズが運営するメディア「ハタラクティブ」の試算によると、フリーターの平均年収は約150万円。
女性の希望する結婚相手の年収とは、大きな乖離があることがわかります。
経済力のない男は相手にされなくなる
いやいや、自分は結構モテるよという方も、年齢が上がれば上がるほど、経済力を見られるようになり、女性に相手にされなくなっていきます。
若いうちはオシャレでイケメンな男性が持てますが、それはもう20代前半まででしょう。
女性は男性よりも現実的で、一定年齢を重ねると、常に結婚を視野に男性を見定めるようになります。
そして、数ある見定めるポイントの中の上位に位置するのが、経済力なのです。
どれだけイケメンであってもフリーターについてきてくれる女性は、ほんの一握りしかいません。
フリーターでは結婚生活が難しい理由
相手の両親から反対されてしまう
なぜ、フリーターでは結婚生活が厳しいのでしょうか。
まず結婚生活を送る前に、結婚そのものを相手の両親から反対されてしまうことが考えられます。
両親は相手が娘を幸せにできるかを、結婚に賛成するか否かの判断軸とします。
両親の方が客観的に相手を判断しますので、経済面という観点から考えて、どうしてもフリーターということに抵抗を覚えてしまうのです。
会社の都合で簡単に解雇されるリスクがある
そして、2つ目が、解雇リスクです。
正社員と違い非正規社員であるフリーターは、会社都合で解雇されやすい立場にあります。
会社の業績が悪くなると、真っ先に首を切られるのはフリーターや派遣社員などの非正規雇用者ですね。
必要な時にはすぐに雇えますから、フリーターは人材調整に最適なわけです。
解雇をされるということは、突如収入がゼロになってしまうことを意味しますので、相手の収入がゼロになった時点で、安定した結婚生活を送ることは厳しくなるでしょう。
信用が無いのでローンが組めない
3つ目は、ローンの問題です。
結婚をすると、様々なライフイベントが発生します。
その中でも、経済的に一番大きなイベントは、マイホームの購入ではないでしょうか。
家族みんなで、一軒家に暮らすことを夢見る方も多いはずです。
もちろん現金一括で、などとゆう裕福な方はそうそういませんので、大体の方がローンを組むこととなります。
しかし、非正規社員ではローンを組むことは難しいでしょう。
一部上場企業の株式会社カカクコムが運営する価格.comによると、ローン審査に重要なのは「雇用形態」。
安定した勤め先がある人のほうが、審査は通りやすいのです。
職業というよりは、雇用形態は重視されやすいですね。
やはり会社員より公務員、自営業や派遣社員、アルバイトなどよりは会社員など、安定した勤め先がある人のほうが審査は通りやすいと思います。また、誰も知らない零細企業よりは、有名な大手企業のほうが銀行の心証も良いでしょうね。
引用:価格.com
マイホーム以外にも、車や子供の進学時など、ローンを組む必要が発生するときが多々あります。
その時に結婚相手がフリーターでは、望んだ生活環境が実現できない可能性が高まるのです。
体を壊すと収入が無くなってしまう
また、フリーターですと解雇以外にも収入がなくなるケースがあります。
それが、体を壊したときです。
もちろん正社員もあまりにも長期に渡って体を壊せば収入はなくなりますが、1ヶ月ほどであれば有給を使い切って乗り切ることも可能です。
また、健康保険に傷病手当金があるので、病気やけがで会社を休んでいる間にも一定の収入が保障されます。
しかし、例えばアルバイトの方などは、時間給で収入を得ていますので、体を壊して働けなくなった時期は、収入がゼロになってしまいます。
加えて長い間体を壊せば、それを理由に解雇ともなりえるので、仕事そのものを失う可能性も高くなってしまうでしょう。
将来の貯金をすることが難しい
将来の貯金をすることが難しいのも、フリーターのデメリットです。
先述したように、結婚をすると数多くのライフイベントが待ち構えています。
結婚生活を安心して送るには、将来に備えて貯金をしておくことが不可欠になるのです。
政府統計の統計窓口(e-Stat)の「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯」によると、2017年の2.98人世帯の平均月次消費支出は283,027円です。
夫婦共働きで二人が同額出すとすると、男性側にも約14万円は払ってもらう必要があります。

参照:家計調査報告
しかし、先述したようにフリーターの平均年収は150万円。
月次で見ると12.5万円と、貯金をするどころかマイナスになってしまいます。
また、上記は全国平均ですので、首都圏に住むことになると、さらに支出は上がります。
どうしても貯金が難しい生活になってしまうのです。
子供の養育費や学費が用意できない
貯金ができないということは、急な出費に対応できないことを意味します。
特に深刻なのは、子供の養育費や学費が用意できないということです。
高校までは、公立高校に進学してもらえばなんとかなるかもしれません。
しかし、塾や習い事にいきたい、または行きたい私立の学校がある、と言ってもお金を工面できないことが多いでしょう。
また、大学進学ともなるとより深刻です。
奨学金ですべて賄えればいいですが、必ずしも奨学金だけでどうにかなるとも限りません。
フリーターとなると、子供の将来に影を落としかねないのです。
結婚するには正社員になるべき
長期間にわたって安定して働くことができる
先述したように、フリーターでは安定した結婚生活を送ることが非常に困難となります。
つまり、結婚するには正社員になるべきでしょう。
正社員はフリーターのように雇用期間が非常に短いスパンで区切られていないため、長期間にわたって安定して働くことが可能です。
労働基準法・労働契約法にて、客観的に合理的な解雇理由がなく、社会通念上相当とみなされない場合、従業員を解雇できないとも定められています。
安定した結婚生活をおくる上で、結婚相手が安定して働いていることは非常に心強いことだと言えます。
社会的信用がありローンを組むことができる
また、先述したように、ローンを組む上で重要なのが「雇用形態」です。
正社員は社会的信用がありますので、ローンを組むことが比較的容易です。
結婚をするということは様々なライフイベントが待ち構えていますので、そのためにローンを組むことができるとわかっていれば、結婚相手としては非常に安心です。
住宅手当や家賃補助などを受けられることがある
また、正社員ですと住宅手当や家賃補助などを受けられることがあります。
人材紹介会社レバレジーズが運営するメディア「ハタラクティブ」によると、住宅手当の制度がある際に、受給対象の条件の分かれ目の1つに雇用形態が挙げられるとのことです。
非正規雇用の場合は、受給対象外になることが多く、住宅手当や家賃補助の恩恵が受けられないということですね。
また、厚生労働省の調査によると、平均支給額は1万7千円とのことです。
月次で換算すると大したことがないように見えますが、年間で見れば40万弱もの手当をもらえますので、何かと出費が多い結婚生活の強い味方となります。
昇給や昇進のチャンスがある
また、正社員であれば定期的に昇給や昇進のチャンスがあります。
昇給に関しては、毎年必ず査定といって、その年の頑張りに応じて給与を見直す機会が来るわけです。
経団連が発表した「2017年1月〜6月実施分 昇給・ベースアップ実施状況調査結果」によると、昇給・ベースアップの平均は月額6000円で、年間換算だと約7万円になります。
正社員は、このように着実に給与を上げることができるのです。

参照:経団連
一方、非正規社員は定期的な査定の仕組みがないため、正社員と違い安定した昇給は見込みづらいのが現実です。
健康保険や厚生年金などの社会保障が充実している
最後に、健康保険や厚生年金などの社会保障が充実していることが挙げられます。
健康保険は、毎月支払う保険料の半分を企業が負担してくれる仕組みです。
これが非正規の場合は、国民健康保険しか加入できず、保険料は全額負担となります。
また、厚生年金も、健康保険同様、企業と折半して払う仕組みとなっているため非常にメリットは大きいです。
通常、非正規の場合は老齢基礎年金のみにしか加入できず、結婚生活の晩年の収入に大きな差が出てきます。
正社員は給与だけならず、様々な企業制度により、安定した結婚生活を送るための基盤が出来上がっているのです。
フリーターが就職するためのポイント
バイト経験から得たスキルを考える
それでは、いざフリーターの方が正社員での就職を目指すとなると、何をすればいいのでしょうか。
まずはバイト経験から得たスキルを考えましょう。
たかがバイト経験とは思わずに、自身の業務内容、成果を一通り書き出してみましょう。
接客経験から得た対人コミュニケーションスキル、クレーム対応から得た交渉スキル、レジ締め経験から得た計算スキルなど、自分では意識せずとも多くの経験を経て、スキルを獲得しているはずです。
自分のスキルを活かせる企業を探す
自分のスキルを確認できたら、次はそのスキルを活かせる企業を探しましょう。
一般的な大手転職サイトでは、経験・スキルから求人情報を探すことが可能です。
自分のスキルが転職サイト上のどのスキルに当てはまるか確認していきながら、効率的に求人情報を見つけていきましょう。
志望動機では入社後に企業に貢献できることを語る
志望動機では、入社後に企業に貢献できることを語るのが重要です。
企業の事業や社風、または求人情報に書かれている業務内容を確認し、自分が貢献できるポイントを探しましょう。
自分が何をしたいのかも大事ですが、企業があなたを採用したらメリットがあると感じてもらうことが大事です。
最終的には、その企業で働きたいという熱意が大事です。
しっかりと自分をアピールし、正社員生活をスタートし、結婚生活も成功させましょう!
フリーターの就職活動は就職エージェントがおすすめ
いざ就職活動を始めようとしても、初めてだと戸惑うことが多いと思います。
誰にも相談することができませんし、自分一人だと心細くて不安になってしまいますよね。
間違った方向へ進んでいても気づかないので、それで失敗してしまう人も多いです。
フリーターの就職活動は、挫折しやすいので注意が必要だといえるでしょう。
そこで、就職エージェントを利用することをおすすめします。
キャリアアドバイザーのサポートを受けられるので、迷うことなく就職活動を進めることができますよ。
特に、カウンセリングを受けられるのが大きなポイントですね。
自分のやりたい仕事・向いている仕事が分からない人は多いですが、就職のプロにカウンセリングしてもらえば業界動向を踏まえて進むべき方向性を明確にしてくれます。
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