フリーターを卒業するなら早い方がいい!正社員で就職するために必要なこと

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フリーターを卒業するには

「いつか就職すれば良いや」と悠長なことを考えていると、ずるずるとフリーター生活が長引いてしまいます。
若いうちは生活に困らないかもしれませんが、フリーターのままで一生暮らしていくのは不可能だといえるでしょう。

しかも、年を重ねるごとに就職が難しくなる傾向にあるので、早く就職しておかないと将来的に後悔することになります。

正社員になるためには若さが重要となりますから、できるだけ早い段階から動き出すようにしてください。

今回はフリーターから脱却し、正社員として就職するために必要なことについて解説します。

学校を卒業してフリーターになってしまう理由

やりたい仕事がなく真面目に就活をしなかった

そもそも、なぜ多くの方が学校卒業後、フリーターになってしまうのでしょうか。
その理由の一つとして、やりたい仕事が見つからなかったことが挙げられます。

就活の基本は、自己分析と企業分析です。
自分が何ができて何ができないのか、そして何をしたいのかという整理をした上で、就職したい仕事・会社を探すこととなります。

しかし、全員が全員やりたい仕事が見つかるわけではありません。
それでも働くものだからといって就職する人もいれば、やりたい仕事もないのに就職はできないと言って就活自体を真面目にやらなかった人も一定数存在します。

後者の考えにいたった結果、就職先をみつけることなく卒業し、フリーターになってしまう人もいるのです。

真面目に就活したけれど志望企業に採用されなかった

自己分析・企業分析をした結果、働きたい会社が見つかって真面目に就活をしても、採用されなかったという人も多々います。

思い入れの強い企業ほど、そこに落ちたショックは大きくなってしまいますね。
妥協することができずに就職浪人をして、そのままフリーター生活になる人も少なくありません。

高すぎる理想を持ってしまうと、それを叶えることは難しくなるわけです。
他の企業へ就職してスキルを身に付けてから、将来的にキャリアアップするという選択肢もあるので、最初から高望みしすぎないことも大切ですね。

就職したが組織に馴染めずに早々に退職した

就職に成功したからといって、必ずしもずっと勤め続けられるとは限りません。

学校時代と同じ様に、会社も組織です。
それぞれの会社のルール・社風があるため、せっかく就職したものの組織に馴染めずに早々に退職してしまった結果、フリーターになるというケースもあります。

人間関係が合わないといった理由も多いですね。
上司からパワハラ・セクハラを受けてしまったり、同僚から仲間外れにされたりなど、人間関係によるトラブルは社会に出てからも無くなりません。

コミュニケーションが苦手な人ほど、人間関係において悩みがちです。

公務員試験を目指していて落ちてしまった

就職といっても、一概に民間企業で働くことのみを指すわけではありません。
公務員の仕事は昔から人気が高い職業なので、いつの時代も多くの学生が公務員試験を受験します。

そして、公務員を目指す多くの学生は、公務員になることを長らくの目標にしているため、一度落ちたくらいでは諦めない場合も多いです。

試験に落ちてしまうと卒業後はアルバイトで生計を立てる人も多く、それがフリーターとして分類されてしまうことがあります。

ほとんどの公務員試験が30歳を上限としていますが、それでも合格できなかったら就職するのは絶望的です。
20代を勉強だけで過ごして社会経験を積んでないなら、どこの企業も相手にしてくれないからですね。

公務員は安定した仕事ですが、合格できないとリスクが高いので気を付けてください。

難関資格を目指していて落ちてしまった

公務員試験同様に大変難しく、就職に係る難関資格が世の中には数多くあります。
「司法試験」「公認会計士試験」「税理士試験」など、挙げればキリがないわけです。

こういった資格を取ることで、多くの人が憧れる専門職に就職することを夢見る若者も多数います。
彼らに関しても1度の不合格で諦めることはできない人が多く、学生時代の受験に落ちてしまってもそのまま受験生を続けるため、卒業してそのままフリーターになっていくのです。

難関資格ほど取得までに年数が掛かりがちなので、合格できないかった時のリスクは大きくなってしまうでしょう。

フリーターは正社員よりも待遇が劣る

時給制でボーナスが無く収入が少ない

フリーターを卒業し一刻も早く正社員になるべき大きな理由の一つとして、待遇面が挙げられます。

その中でも一番大きな要素としては、フリーターが時給制であることです。
フリーターは大して責任がある仕事も任されないため、時給の上がり方にも限界があります。

また、時間を切り売りしているため、若い間はそれなりに稼ぐことができても、年齢を重ねるほど無理が効かなくなり、総収入が低くなっていくのです。

しかし、それに比べて正社員はスキル・経験に応じて給与が上がっていくため、一日8時間働くだけで一定の収入を得ることができますし、年齢を重ねるほど基本的に給与は上がっていきます。

また、会社の業績に応じてボーナスが支給されるなど、フリーターと比較して圧倒的に待遇が良いのです。

保険や年金などの社会保障が整っていない

そして、正社員とフリーターの待遇の差は、収入という分かりやすいものだけではありません。

収入の次に、保険・年金などの社会保障の手厚さが明らかに違います。
たとえば、フリーターが加入できる保険は国民年金のみですが、正社員は厚生年金に加入できます。

細かい計算などは省きますが、厚生年金は国民年金と比較して、約2倍近くの年金を老後に受け取ることができるわけです。

フリーターはただでさえ働くことで手にできる収入が少ない上に、老後に受け取る年金額さえ正社員と比較して圧倒的に少ないという現状があります。

世間体が悪く肩身が狭い思いをする

また、待遇の悪さはお金に関することだけではありません。

地味につらい思いをし続けるのが世間体の悪さです。
フリーターというと、どうしても「自立できていない」「だらしない」など、悪いイメージを持たれてしまいます。

そのため、元々交友関係を持っていた人たちや、それこそ近所からも後ろ指をさされるようになり、肩身が狭い思いをするようになるわけです。

これが自分だけの問題であればまだいいのですが、自分がフリーターであることで家族や恋人など、自分と関係性が近い人にまで肩身が狭い思いをさせることが本当に辛いところでしょう。

フリーターを続けるほど就職が難しくなる

バイトは職歴だとみなされずスキルがないと思われる

また、フリーターを「一刻も早く」卒業したほうがいい理由としては、正社員を目指す上でフリーター期間が長いほど不利になるからです。

その理由としては、フリーターが職歴だと見なされないという点が挙げられます。
フリーターは大した仕事を任されないため、会社からすると正式に働いていたとは見なさないのです。

その結果、社会人としての基本的なスキルも身についていないと考えられ、フリーター期間が長いほど、正社員として採用されることが難しくなってしまいます。

同年代の社会人と比較されると選考で不利となってしまう

もしフリーターから正社員を目指そうとすると、扱いとしては中途採用枠に応募することになります。

その際に辛いのが、同年代の社会人と比較されてしまうことです。
フリーター1年目などで正社員を目指せば、同年代も新卒入社などで大したスキルをもっていないので、そこまでハードルは上がりません。

しかし、もしフリーターを5年くらい続けていたとすると、同年代の社会人はすでに一定のスキルを保有し、一人前として扱われ始めています。

そういった同年代と比較されることで正社員採用のハードルはどんどんと引き上がり、どこに応募しても不合格になってしまうのです。

企業としても即戦力を求めているので、最初からスキルを持っている人材を雇いたいと思っています。
フリーターを続けても将来につながらないため、やる意味がないということですね。

フリーター期間が長いほど損なので早く就活を始めよう

これまでお伝えしたように、フリーター期間が長いほど、正社員として就職するのが難しくなる要素が多くなってしまうということです。
裏を返すと、早く始めれば始めるほど、正社員採用される可能性は高まるとも言えます。

若いうちは吸収が早いため、どんなスキルでも身に付けることができるはずです。
なので、20代の内に正社員としてキャリアを積んでおくことで、将来的に大きく飛躍できるチャンスがあります。

フリーターは自分の可能性を狭くするだけですから、少しでも早く就職活動を始めるようにしてください。

フリーターを卒業するための就職活動

大卒3年以内なら第二新卒枠で就職できる

それでは、具体的にフリーターを卒業するためにどうやって就職活動を行っていけばいいのでしょうか。

まず一つに、第二新卒枠を狙うという方法が有効です。
第二新卒というのは、大卒3年以内であれば応募できる採用枠であり、新卒採用とほとんど同じ条件で応募できるものとなります。

社会人としての経験・スキルをそこまで求められるものではないため、フリーターでも同年代とほぼ同条件で採用試験を受けることが可能となります。

25歳前後なら第二新卒枠で応募できますから、就職する際には有利な条件で選考してもらえますね。
第二新卒の時期を過ぎると一般の中途採用枠になるので、何かしらのスキルを持っていないと就職は難しくなってしまいます。

20代前半までに就職活動を始めるのが、最も望ましいといえるでしょう。

仕事をする上で重視する点を明確にする

また、フリーターが就職を目指す上で大事なのが、まず自分が仕事をする上で重視する点を明確にするということです。

フリーターから就職しようとする失敗パターンとして、なんとなく就職活動を始めてみてなんとなく駄目だったから諦めてしまうというものが挙げられます。

この「なんとなく」というだらしなさをなくすためにも、仕事選びの軸を決めることが大事です。
自分で考えぬいた仕事選びの軸を元に就職活動をすることで、就職活動にも一つ芯が通るようになります。

自分の軸を明確にしておけば、就職活動の途中で迷ってしまう心配はないでしょう。
その会社で実現したいことは何か、将来的に社会でどうなりたいのかなど、重視するポイントを明確にしてから就職活動を始めるようにしてください。

フリーター期間で成長できたことを話せるようにする

具体的に書類選考・面接に進んでいくと、自己アピールをする必要性が出てきます。
この際に必ず聞かれるのが、「フリーター期間で何を学んだか」ということです。

社会に出れば常に勉強の連続で、日々成長することを求められます。
企業としてはフリーターという期間に関しても、ちゃんと物事を考え成長することを意識できていたかという点を評価するのです。

フリーター経験で獲得したスキルや経験をアピールできれば、向上心を持って働いてきたことを伝えることができます。
アルバイトは職歴にはなりませんが、仕事に対する取り組み方のアピールにはなるはずです。

なので、成功や失敗の体験を話せるようにしてください。

ブラック企業に入らないために企業研究は入念に行う

もちろん、企業が人を選ぶ権利があるように、フリーターにも企業を選ぶ権利があります。

企業選びでまず気を付けたいのが、就職することに焦ってブラック企業に入ってしまわないことです。
ブラック企業も常に人手不足ですので、もしあなたが企業をよく知らずに選考を受けてしまうと、チャンスとばかりに大した説明もせずに入社させられかねません。

ブラック企業に入らないためにも、応募を決めた企業に関しては徹底的に調べることを忘れないでください。

事前にネットで情報収集するのはもちろん、面接で企業へ訪問した際にも職場の雰囲気や従業員の人柄について見るようにしましょう。
少しでも懸念点があったのであれば、内定辞退をするようにしてください。

ブラック企業に入ってもスキルは身に付かないので、焦って入社しないことが大切です。

フリーターをしていた前向きな理由を用意する

そして、選考が進む中で聞かれるであろう一番多い質問が、「なぜフリーターをしていたのか」ということです。

この質問に関しては、極力前向きな理由を用意しておきましょう。
フリーターという存在はただでさえ社会的にイメージが悪く、短い期間でもフリーターをしていたことに懸念を示す企業が多いです。

しかし、フリーターになった理由が「資格の勉強」「公務員試験の受験浪人」など、何か明確で前向きな理由があれば企業はそこまでの懸念を感じません。

企業が安心できる前向きな理由を用意しておくことが、フリーターから正社員に就職するための大きな武器になります。

フリーターからの就職は就職エージェントを利用する

どんな理由があろうとも、フリーター期間がある人はマイナス印象を持たれることが多いです。
日本では新卒で就職するのが当たり前なので、定職に就かずにフリーターをしている時点で偏見を持たれてしまいます。

そのため、就職活動で苦労する人は少なくありません。
半年以上も活動したのに一社からも内定が出なかったり、希望する企業に入れずにブラック企業に入社してしまうことがあるでしょう。

フリーターからの就職は、簡単なことではないということです。

そこで、就職エージェントを利用することをおススメします。
プロのキャリアアドバイザーがサポートしてくれるので、就職活動を有利に進めることができますよ。

具体的には、非公開求人の紹介や応募書類の作成、面接対策といったことです。
全国の企業と太いパイプを築いていますから、採用担当者に推薦してもらえたりするので、内定率が格段に高くなっています。

自分一人で活動するよりも、圧倒的に効率が良いです。
これから就職するのであれば、就職エージェントを利用してください。

以下のエージェントは、実績が豊富なので当サイトでも人気があります。
無料で利用できますから、ぜひ使ってみるといいでしょう。

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未経験歓迎の求人ばかりですから、フリーターやニートであっても問題なく採用してもらえるはずです。

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関東・関西圏での就職なら、利用してみると良いでしょう。


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