仕事が楽しくてたまらないという人は、かなり少数派ではないでしょうか。
誰しもが少なからず会社に不満を持っているでしょうし、完全に満足して働いている人は少ないと思います。
そして、会社へ行くのが辛すぎて、毎朝起きるのが怖いという人もいるでしょう。
人間関係の悩みを抱えていたり、長時間労働で体力的に厳しかったり、自分の能力に限界を感じていたりと理由は様々です。
会社を辞めるにしても、勇気が無くてなかなか決断できませんよね。
かといって会社の辛さを改善することもできず、どうにもできない状況で追い詰められてしまったりします。
そのままだと、うつ病などの精神疾患にかかることもあるので、何かしらの対処をしないといけません。
ここでは、会社が辛いときの対処法を紹介します。
目次
会社が辛いのは当たり前のこと
「会社へ行くのが辛い」などと口にするのは、一般的に恥ずかしいことだとされていますよね。
社会人なら仕事をするのが常識ですし、少しでも弱気な発言をすると「何を甘えたこと言ってるんだ!」などと怒られてしまいそうです。
だからこそ、誰にも相談できずに一人で抱え込む人が多くなっています。
でも、会社が辛いと感じるのは当たり前のことなんです。
上司から理不尽に怒られてしまったり、横柄な取引先やクレーマーの対応を行ったりと、仕事をする上では大きなストレスが溜まってしまいます。
そういった状況下で毎日を過ごすわけですから、仕事が嫌になるのは当然だといえるでしょう。
「辛くても耐えなくてはいけない」という価値観に縛られていると、どんどん自分自身がすり減ってしまいます。
それだと疲弊するだけですし、最終的には精神が壊れてしまうはずです。
無理に仕事を続ける必要はない
日本人は真面目な人が多いので、辛い仕事でも我慢して耐えてしまいます。
嫌なことを我慢するのも仕事だと考えている人もおり、体に鞭を打って無理やり力を振り絞っていますね。
でも、出社前にお腹が痛くなったり、涙が止まらなくなったり体調の異変を感じるようであれば、ストレスが限界を迎えているかもしれません。
そのまま働き続けると、心が病んでしまうでしょう。
辛い仕事を無理に続ける必要はないので、退職することを考えてください。
社内の問題を自力で解決するのは難しいでしょうから、辞めるしか解決法が無いことも多いです。
時間が経つほどストレスも大きくなるため、できる限り早く仕事を辞めることをおススメします。
会社が辛いと感じる理由と対処法について
長時間労働で体が耐えられない
連日のように残業が続いていると、体が付いてこないことがあります。
それで収入が増えるならマシですが、長時間労働の会社はサービス残業であることがほとんどです。
ゆっくり休む暇が無いと心も病んでしまいますし、身も心もすり減らしてしまうでしょう。
そのままだと体を壊す可能性があるので、何かしらの対処が必要です。
やるべきこととしては、他の部署への異動ですね。
今よりも労働時間を減らせる部署があれば、そちらへ移れないかを上司と相談してください。
時間に余裕ができれば落ち着いて考えられるようになりますし、資格の勉強などをしてキャリアアップに充てることもできます。
それが無理そうであれば、退職を考えるようにしましょう。
仕事が自分に合っていない
仕事内容に興味を持てなかったり、難易度が高くてミスばかりしてしまったり、その仕事が自分に合っていないことがあります。
やりがいを持つことも難しいため、会社に行くのが辛いですよね。
仕事に興味を持てない場合には、その仕事から学べることは無いかを考えるようにしましょう。
何かしらの成長を実感することができれば、やりがいを持って働くことができます。
また、仕事でミスを繰り返してしまうなら、苦手な項目をリストアップしてみてください。
自分がミスをする傾向を把握できるようになるので、何かしらの対策ができるはずです。
ミスを未然に防ぐことができれば、仕事にも自信がついてくるでしょう。
それでも解決できないなら、退職を考えても良いかもしれません。
やるべきことを全てやったのであれば、晴れやかな気持ちで仕事を辞められるはずです。
人間関係に問題がある
上司から過激なパワハラ・セクハラを受けたり、職場で孤立してしまったりと、人間関係の悩みは非常に多いです。
自分では解決しにくい問題なので、かなり深刻ですよね。
パワハラ・セクハラに関しては、しかるべき機関に相談してください。
その会社の人事部に相談することで、何かしらの対応をしてもらえるかもしれません。
また、各都道府県の労働局では、相談コーナーを設けており、専門家からのアドバイスを受けることができます。
職場に馴染めない場合には、部署の異動を検討するべきですね。
人間には相性がありますから、どうしても合わない人は仕方がありません。
場所を変えるだけで人間関係が劇的に改善することも多いので、これも人事部に相談してみるべきですね。
ここまでやって解決しないなら、退職を考えてみてください。
人間関係で悩む人は転職後も同じ問題に直面することが多いので、できるなら会社を辞めずに解決する方向で考えた方が良いでしょう。
どうしても仕事が嫌な時は気持ちをリフレッシュさせよう
規則正しい生活を心がける
不規則な生活を送っていると、それだけで不健康になりますし、精神的にも余裕が無くなってしまいます。
体に負担を与えると、楽な仕事でも辛く感じてしまうでしょう。
なので、生活習慣については気を遣うようにしてください。
健康的な生活をしていれば、意欲的に行動できるようになりますし、仕事へのモチベーションも高まるはずです。
特に、食事と睡眠については重要ですね。
よく食べてよく眠るようにすれば、生活は大きく改善されると思います。
仕事で悩んでいると、食欲が無くなったり不眠症になったりしがちです。
余計なことを考えないことは、健康的な生活に欠かせません。
期限を設定する
仕事に終わりが見えなければ、気力が無くなってしまいます。
目指すべきゴールを設定することで、辛い仕事でも耐えることができるんですね。
なので、仕事に対して期限を設定してください。
「あと3ヶ月で辞めよう」「半年後には転職する」など、自分が耐えられそうな区切りを決めましょう。
そのために、キャリアプランを決めることが大切です。
自分がこれから、どのようなプロセスでキャリアを構築するかということですね。
5年・10年先を見据えて、自分がどうなりたいのかを考えてください。
求められる実績や資格などが明確になるので、これから進むべき道が見えてくるはずです。
休みの日を充実させる
仕事ばかりしていると、周りが見えなくなってしまいます。
溜まったストレスを発散することができず、どんどん追い込まれることになるわけです。
だから、休みの日は自分の好きなことをして、気持ちをリフレッシュさせる必要がありますね。
運動して汗をかいたり、美味しいものを食べたり、仕事のことは忘れて思いっきり遊ぶようにしてください。
特に、体を動かすことは効果的で、出勤前にジョギングをしたり、ジムへ通ったりすることで気持ちを切り替えることができるでしょう。
仕事を辞めるにあたっての不安を払拭する方法
退職後の生活
仕事を辞めると収入が無くなってしまうため、なかなか行動に移せないことがあります。
退職後に転職活動を始めるのなら、その間の生活費を用意しないといけません。
失業保険もありますが、自己都合退職だと3ヶ月後からの給付となります。
なので、最低でも3か月分の生活費は貯めておく必要があるでしょう。
退職金があれば補うことができますし、有休が残っているなら在職中にバイトで稼ぐこともできますね。
お金がないと転職活動もできないですから、前もって貯金をしておいてください。
もしくは、在職中に転職活動を始めて、次の会社が決まってから辞める方法もあります。
仕事が忙しいと難しいですが、これが最もリスクのない転職方法ですね。
夜間や休日に面接対応してくれる企業もあるので、そういったところを中心に受ければ内定が決まるかもしれません。
転職後に上手くやっていけるのか
現在の会社で問題を抱えている場合、転職後にそれが解決するのかどうかは不安ですよね。
たとえば、人間関係の悩みは非常に多いです。
どこの職場でも合わない人はいるでしょうから、転職してもまた人間関係で失敗してしまうかもしれません。
また、ブラック企業に入ってしまうと、ボロボロになるまで酷使されて使い捨てにされてしまいます。
転職してみないと分からない部分も多いので、リスクがあるわけです。
やるべきこととしては、転職先に求める条件を明確にすることですね。
今の職場での問題点を洗い出し、それが解決できる会社に転職しなくてはいけません。
会社が辛い人は辞めることが目的になってしまい、転職先の条件が曖昧になっていることが多いです。
そのため、適当に会社を選んでしまって、同じ失敗を繰り返してしまいます。
何のための転職かが分かっていれば、そういったミスをすることはありません。
あと、ブラック企業については、注意深く観察すれば多くの場合で見分けることができます。
「誰でもできるブラック企業の見分け方とは?」で紹介しているので、参考にしてください。
自分が辞めたら職場に迷惑が掛かるかも
人が足りていない会社だと、自分が辞めた後に回らなくなることを心配する人がいます。
同僚に迷惑を掛けることを恐れて、辞めることができないわけですね。
でも、その会社に貢献したところで、自分の一生を保証してくれるわけではありません。
終身雇用の時代は終わっていますから、自己犠牲による奉仕の必要は無いわけです。
そもそも、一人辞めたくらいで仕事が回らないのは、会社の責任だといえます。
必要な人材を教育してこなかったのが悪いので、そこに自分が責任を感じることは無いでしょう。
残された従業員に申し訳ない気持ちはあると思いますが、ちゃんと引き継ぎと挨拶をして辞めれば揉めることはありません。
なので、気にせずに退職することを考えてください。
家族から反対されるかも
会社を辞めようとすると、家族から猛反対されることがあります。
特に、大手の有名企業に就職した人だと、「せっかく入ったのに!」と文句を言われるかもしれません。
家族に言い出すことができずに、ずるずると辛い会社で働き続ける人もいますね。
奥さんや子供のためだとしても、仕事で精神をすり減らすのは疲れるでしょう。
でも、それで体を壊してしまったら意味がありません。
働くことができなくなれば、困るのは一緒に生活している家族なわけです。
どうしてもば我慢できないなら、本当に辛いということを伝えて説得を行ってください。
ちゃんと再就職できれば問題ないはずなので、転職活動に集中できる時間を作るべきです。
会社とトラブルにならないかどうか
上司に退職の旨を告げた時に、スムーズに辞められるかも気になりますよね。
話をするタイミングにも迷いますし、話したとしても強く引き留められてしまうかもしれません。
中には、「損害賠償を請求する」といった脅迫まがいの方法で、退職を拒んでくることもあります。
ただでさえ会社が辛いのに、上司と揉めてしまったら余計に辛くなります。
でも、日本では職業選択の自由が保障されているので、誰にでも会社を辞める権利はあるわけです。
退職が認められなくても、会社に退職届を内容証明郵便で送れば強制的に辞めることができます。
そのまま会社に残っても辛いだけですし、勇気を出して辞めるようにして下さい。
転職活動をするなら転職エージェントを利用するべき!
どうしても会社が辛いなら辞めれば良いと思いますが、その後の転職活動で苦労する人が多いです。
会社を辞めることが目的になっていて、転職のことまで考えていないからですね。
転職先を見つけてから退職するのがベストですが、仕事の辛さから先に会社を辞めてしまったりします。
納得のいく退職理由や志望動機を説明できないため、内定にまで至らないわけです。
そこで、転職エージェントを利用することをおススメします。
専任のキャリアアドバイザーが付いてくれるので、転職活動を全般的にサポートしてもらえます。
特に、キャリアカウンセリングによって、自分に向いている仕事や将来の方向性のアドバイスを受けられるのがメリットですね。
これにより、二度と辛い仕事をする必要は無くなるはずです。
他にも、以下のようなサポートを受けられますね。
- 今後のキャリア相談
- 求職者に合う非公開求人の紹介
- 企業に合わせた応募書類の作成・面接対策
- 面接スケジュールの調整
- 給与や待遇などの条件交渉
- 選考結果のフィードバック
求人の紹介から面接のセッティングまでしてくれるので、自分では何もする必要はありません。
これなら、仕事で忙しい人でも転職活動を進めることができます。
先に会社を辞めると経済的に苦しくなるため、転職エージェントを使って在職中に次の会社を決めた方が良いです。
そうすれば、生活に困ることなく転職することができますよ。
以下のエージェントは、実績が高いので自信をもっておススメできます。
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リクルートエージェントは、確実に登録しておいてください。
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マイナビは、1973年に創業された人材サービスを主業務とする会社です。
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特徴としては、20~30代の転職サポートに強いことですね。
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業界ごとに専任のキャリアアドバイザーがいるので、専門的な情報を得ることができるでしょう。
また、企業の人事担当者とやりとりするアドバイザーもいますから、職場ごとの雰囲気なども掴むことができます。
かなり評価の高いエージェントなので、登録しておいて損はありません。