- 夜遅くまで残業をして、帰ったら寝るだけの生活をしている
- 仕事にやりがいを感じられず楽しくない
- 上司や先輩から怒られるので会社へ行くのが怖い
- 物覚えが悪くて同期よりも遅れてしまった
- 職場の人間関係が悪くて居心地が悪い
など、新卒で社会人になったとしても、仕事に対して不満を覚える人は多いでしょう。
キラキラした社会人をイメージしていたのに、実際には理想とかけ離れていて落胆してしまうことは珍しくありません。
でも、数ヶ月で退職してしまっては、次の仕事が決まらないかもと不安になりますよね。
就職を喜んでくれた両親や親戚のためにも、辞めるわけにはいかないと考えてしまいます。
しかし、そのまま納得できない仕事を続けても精神的なストレスが溜まりますし、どんどん自分を追い詰めてしまうだけです。
体を壊してしまったら元も子もありませんから、どうしても耐えられないなら退職を考えるべきでしょう。
ここでは、新卒で会社を辞めたくなったときの対処法を紹介します。
目次
新卒1年未満で辞める人は少なくない
厚生労働省が発表した「新規学卒者の離職状況」によると、新卒1年未満で退職する人は11~13%程度となっています。
- 平成24年3月卒:13.0%
- 平成25年3月卒:12.7%
- 平成26年3月卒:12.2%
- 平成27年3月卒:11.8%
- 平成28年3月卒:11.3%
引用:厚生労働省
新卒の1割ほどが数ヶ月で退職しているわけですから、そこまで珍しいことではないということですね。
新卒社員が退職を決意する理由
口コミサイト「転職会議」の調査で、新卒3ヶ月以内に辞めた人の理由が公開されていました。
- 時間外労働が多い
- 社風・体制に不満
- 給与が低い、残業代が出ない
- ノルマ・プレッシャーがきつい
- 人間関係に関する不満
引用:DIME
待遇面による不満を抱えていて、退職を考える人が多い印象ですね。
事前に聞いていた内容と実際の労働環境が異なるのは、会社であればよくあることだと思います。
働いてみないと分からないことも多いので、入社してから気付くといったことも多いでしょう。
会社のやり方に馴染めないことで、退職を考えるようになってしまいます。
最近はブラック企業が多いですから、終電近くまで働かされることも珍しくありません。
家と会社の往復だけの生活をすることになり、帰ってからも寝るだけでプライベートの時間が取れなくなってしまうでしょう。
ゴールが見えないマラソンを走っているようなもので、どんどん体力と精神が削られてしまいます。
そんな生活が続くと「何のために頑張っているのか?」といった疑問が浮かんでしまい、死にたいといったネガティブなことも考えがちですね。
新卒1年目で退職しても転職することはできる!
社会に出て1年目で会社を辞めてしまったら、どこの企業でも雇ってもらえないと思うでしょう。
社会人のレールから外れてしまうと、もう立ち直れないと考えるかもしれません。
でも、悲観的にはならないでください。
現代は少子化の影響で若手の労働力が不足しており、20代前半の人材を積極的に募集する企業が多いです。
特に、新卒から3年目までの人材は「第二新卒」と呼ばれ、一般的な中途採用よりも優先的に採用されます。
新卒1年目は若さという武器がありますから、退職したとしても再就職は難しくないですよ。
会社選びに失敗してもリセットできるので、これをチャンスだと思って転職活動をやってみてください。
これから、1年目での転職で必要なことを解説していきます。
今の会社を辞めたい理由を明確にする
入社してすぐに会社が嫌になるのは、よほどの理由があったからですよね。
その理由を明確にしておくことで、次の会社選びに役立てることができます。
実は、会社を辞めたいと思っても、その理由をハッキリと理解している人は少ないです。
何んとなく辞めたいと考えて、なんとなく転職活動をする人が多いんですね。
それだと、また次の会社でも問題が起きてしまい、短期間で退職を繰り返すことになってしまいます。
同じ失敗を繰り返さないためにも、辞めたくなった理由を認識しておいてください。
自分の欠点や苦手意識を明確にする
短期間で会社が嫌になってしまうのは、自分にも少なからず問題があります。
自分の至らない点をハッキリと認識して、それに対する反省や対処を考えなくてはいけません。
たとえば、営業力を身に付けたくて営業職に入ったのに、その仕事が自分の性格に合っていない場合があります。
また、上司から毎日のように罵倒されたことで、言葉の暴力に弱いことに気付くこともあるでしょう。
仕事をして初めて自分の欠点や適性に気づくことは多いですから、自分を客観的に見ることが大切です。
これをやっておくと、次の会社選びの基準にすることができます。
自分の価値に合った会社に応募する
転職活動をする際には、高望みをしすぎないことが大切です。
自分のレベル以上の会社に応募しても、すべて見透かされて不採用になってしまうでしょう。
かといって、レベルの低い会社に入ってしまうと、その後のキャリアに悪影響を与えることになります。
自分の身の丈に合った会社へ入ることが、転職の成功といえるわけですね。
なので、自分の市場価値を正しく調べるようにしてください。
自分の価値が分かれば応募するべき会社も見えてくるので、転職に成功できる可能性は高くなります。
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200万人以上の年収と転職実績データが登録されていて、自分と同じ職種の平均年収や同じ経歴の人の転職状況を知ることができます。
つまり、自分が転職するなら、どのレベルの企業に入ってどれくらいの年収をもらえるかが分かるわけです。
また、自分の情報を登録するだけで企業からオファーが届くので、書類選考をパスして確実に面接を受けることができます。
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新卒で会社を辞めた人の体験談
当サイトの読者から送られた退職の体験談を紹介します。
新卒で入社して数ヶ月で辞めてしまった人は多いですし、その後の転職で幸せな生活をしている人もいるわけです。
短期間で会社を辞めるのはダメではありませんし、悲観的にならないでください。
昔から憧れていた不動産の会社に入りましたが、最初の労働条件と違って残業が多すぎたからです。
仕事に追われる毎日でストレスを感じ、会社に行く前は胃が痛くなりましたし、夜も眠れなくなってしまいました。
急に涙が止まらなくなることもあり、精神的におかしくなっていましたね。
家に帰っても寝るだけで自分の時間が取れませんし、「自分はなぜ働いているんだろう?」といつも考えていました。
このままでは本当にダメになると思い、たった2ヶ月で退職。
現在は食品メーカーで働いており、残業も少なくて満足しています。
なにより、時間に余裕を持てたことで、精神的に楽になることができました。
短期間で会社を辞めるのは恥ずかしいと思いましたが、結果的に転職して良かったなと思います。
「やる気あるの?」「あなたと一緒に仕事したくない」など、先輩から毎日のように罵倒されていました。
職場の人間関係も悪く、みんなギスギスして働いていましたね。
そんな状況でしたから会社に行くのが怖かったですし、休みの日も「あと何時間で仕事だ」などと考えてしまいます。
私の要領が悪いせいか同期とも差がついてしまい、全く仕事が楽しいと思うことができませんでした。
役立たずの私は会社に必要ないと思い、退職を決意した次第です。
転職先では自分に合った仕事をすることができ、現在では何の不満もなく働くことができています。
前の会社では絶望しか考えられませんでしたが、今では仕事でストレスを感じることはありません。
自分に合わない会社は、さっさと辞めてしまうのが正解だと思います。
会社を辞めるときには円満退職が必須
会社を辞めると決断したら、できるだけ円満に手続きを進めるようにしてください。
上司から引き留められると思いますが、揉めないようにすることが大切です。
なぜなら、1年未満で辞めてしまうと、会社に多大な迷惑を掛けるからですね。
新卒の採用活動で莫大な費用をかけていますし、人件費や教育費用・備品費用などが従業員ごとに掛かってくるわけです。
新卒の内は戦力になりませんから、1円の利益も貢献できていません。
それで辞めてしまったら、会社としては大赤字になってしまいますよね。
だから、自分が迷惑を掛けているのを自覚しつつ、円満に退職ができるようにしましょう。
上司から引き留められない理由を考えよう
「仕事がつまらない」とか「人間関係が嫌だ」など、ネガティブな退職理由を上司に伝えてはいけません。
そういった理由だと上司も認められませんから、高い確率で引き留めようとしてくるはずです。
それだとトラブルになりやすいので、上司が反論しにくい理由を考えるようにしてください。
ポイントとしては、個人的な理由を伝えることです。
たとえば、「家庭の事情」や「健康状態の悪化」といった内容ですね。
- 両親や祖父母の介護をする
- 家業を継ぐために実家へ帰る
- 体調を崩してしまったので働けない
このような理由であれば、上司も引き留めにくいはずです。
必ずしも本当である必要はないので、なるべく波風を立てない理由を考えるようにしましょう。
新卒で会社を辞めるなら転職エージェントを利用しよう
新卒で入った会社が合わないなら退職するべきですが、その後の転職で失敗しないように気を付けなくてはいけません。
転職後も似たような会社に入ってしまうと、またすぐに嫌になってしまうからです。
なので、慎重に会社選びを行って、同じ失敗を繰り返さないようにしましょう。
自分の適性を見極めた上で、企業研究も入念に行う必要があります。
ただ、外側からは見えない部分も多いため、入社してみないと分からない部分も多いわけですね。
優良企業だと思っても、実はブラック企業なのかもしれません。
そういったリスクを無くすために、転職エージェントを利用することをおすすめします。
専任のキャリアアドバイザーが付いてくれますから、転職活動における全般的なサポートを行ってくれますよ。
一般には出回っていない非公開求人を紹介してもらえるため、優良企業へ応募することができるわけです。
しかも、アドバイザーが会社の内情まで教えてくれるので、入社してから理想と違っていたという失敗がありません。
これなら、またすぐに辞めたくなるといったことを防げるでしょう。
他にも、以下のようなサポートが受けられます。
- 今後のキャリア相談
- 求職者に合う非公開求人の紹介
- 企業に合わせた応募書類の作成・面接対策
- 面接スケジュールの調整
- 給与や待遇などの条件交渉
- 選考結果のフィードバック
短期間で退職していると書類選考の通過率が下がりがちですが、転職エージェント経由ならパスできる企業が多いです。
面接対策も行ってくれるので、効果的なアピールができるでしょう。
以下のエージェントは、実績が高いので自信をもっておススメできます。
ぜひ登録してみてください。
就職Shop
就職Shopは、リクルートが運営する就職エージェントです。
20代の若者向けの求人を多く取り揃えており、第二新卒やフリーターに特化した就職活動のサポートを行っています。
特徴としては、書類選考なしで最初から面接へ進むことができる点です。
書類選考が無ければ時間の短縮になりますし、スピーディに就職活動を進められるのは大きなメリットでしょう。
10,000社以上の求人数があって、利用者も10万人を突破しています。
未経験歓迎の求人ばかりですから、フリーターやニートであっても問題なく採用してもらえるはずです。
キャリアアドバイザーが実際に企業を訪問して取材をしていますから、職場の雰囲気や仕事内容、人間関係まで詳しく分かりますよ。
関東・関西圏での就職なら、利用してみると良いでしょう。
リクルートエージェント
業界最大手のリクルートエージェントです。
人材業界で50年以上もの実績があるため、全国の様々な企業と太いパイプを築いています。
保有している求人の90%が非公開となっており、その数は10万件以上です。
業界でもトップクラスの求人数ですから、自分に合った企業と出合える可能性は高いでしょう。
また、キャリアアドバイザーの質が高いのも特徴ですね。
全国に470名のアドバイザーが在籍しており、各業界・業種に精通している人材が豊富です。
最新の業界情報や転職動向にも詳しいですし、過去に膨大な転職実績もあるので、的確にキャリア相談に乗ってもらえます。
土日祝や平日20時以降も対応可能なので、仕事が忙しくても利用できますよ。
リクルートエージェントは、確実に登録しておいてください。