試用期間中に退職したい!転職してすぐに会社を辞めるときの5つのポイント

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新しい会社に入ると、最初の数ヶ月は試用期間として採用される場合があります。
企業からすると面接の短い時間では応募者の本質が分からないので、実際の仕事ぶりを見て判断するための期間とするわけですね。

試用期間が終わると本採用になりますから、この期間も選考だと思って真剣に働かなくてはいけません。

ただ、試用期間で働いているときに、その会社が自分に合わないと感じることもあるでしょう。
実際に働いてみて分かることがあるでしょうし、色々な悪い面が見えてきて辞めたくなってしまう人もいるはずです。

しかし、入社してすぐに辞めるのは申し訳ないですよね。
転職活動をするときに不利になってしまうのではないかと、不安になったりもすると思います。

合わない会社でダラダラ働いても意味が無いので、続ける気が無いならさっさと辞めるべきでしょう。
その際には、今後のキャリアに影響しないように、スムーズに退職して転職活動に移る必要があります。

試用期間でも正社員に変わりはない

試用期間とは、社員を採用するときに適正を評価するために設けられた期間のことです。
書類選考や面接では表面的なことしか分からないので、実際に働いてもらって勤務態度やスキル、人間性などを評価します。

企業にもよりますが、数週間から6ヶ月くらいが一般的ですね。
長期雇用を前提としているため、試用期間を過ぎると正社員として本格的に採用されることになります。

試用期間といっても雇用契約を結んでいますので、基本的には正社員と変わりません。
社会保険にも加入できますし、残業代の支給も受けることができます。

ただ、試用期間中は給料が下げられていることが多いです。
そういった時には、各都道府県の最低賃金を下回っていないのかを確認することが大切です。

試用期間中でも最低賃金以下は認められないので、不当に安い給料だと違法になります。

就業規則や労働契約書において、試用期間中の処遇を明記されているはずなので必ずチェックしましょう。

正当な理由がないと解雇されない

試用期間は“お試し”なので、気に入らなければクビにできるというイメージがあるかもしれません。

でも、安心してください。
ちゃんと雇用契約を結んでいるため、正当な理由がないと解雇できないことになっています。

正当な理由と言うのは、経歴詐称があったり、無断欠勤が続いたり、著しく勤務態度が悪かったなどということです。
だから、社風に合わないとか、期待した能力を発揮できないといった理由では、解雇されることは無いでしょう。

企業側が試用期間中に解雇を行う場合は、以下のいずれかの条件を満たさなくてはいけないと定められています。

  • 最低でも30日以上前に予告する
  • 解雇予告手当として30日分以上の平均賃金を支払う

問題があっても即日解雇になるのではなく、1ヶ月分の給与は確保できるわけですね。
なので、その後に転職活動するときの資金にすることができます。

ただし特例があって、試用期間の開始14日以内なら上記の条件は必要ありません。
入社してすぐに大問題を起こすと、即日解雇になることもあり得ます。

まぁ、普通に仕事をしていればクビにならないので、気にする必要はないでしょう。

試用期間で辞めることにもメリットはある

試用期間は企業が従業員を試す期間ですが、同時に自分が会社の働きやすさを試す期間でもあります。
求人情報の内容と仕事内容が一致しているか、上司や先輩とのコミュニケーションが取りやすいか、職場の雰囲気は良好かどうかといったことです。

自分に合っていないと感じたなら、退職も視野に入れるべきでしょう。
そういった環境で働いてもスキルアップが望めませんし、精神的な負担も増えてしまいます。

短期間での退職は恥ずかしいと思われがちですが、さっさと辞めてしまった方が良い場合もあるんです。

本当にやりたい仕事を見つけることができる

実際に働いてみて合わないと感じたなら、それは貴重な経験です。
憧れだった仕事でも実際に体験することで、やっぱり違うなと感じることがあります。

現実を知ることができれば、他に向いている仕事を見つけることができるでしょう。
試用期間で挫折してもチャンスだと捉れば、新しいことへチャレンジできるというメリットがありますね。

過剰な引き留めに遭いにくい

何年も勤めた会社であれば、上司や同僚との関係性ができているので辞めにくくなってしまいます。

上司から強く引き留められることがありますし、重要なプロジェクトなどを担当していたら後任が見つからないかもしれません。
色々なしがらみが出てくるので、簡単には辞められないということです。

でも、試用期間中であれば、周りの人間は知らない人ばかりですし、重要な仕事も任せられません。
そういった状況なので、後腐れなく辞めることができるでしょう。

転職活動の時間が取りやすい

試用期間中は残業も少なく、自分の時間を持ちやすい状況です。
仕事をしながら転職活動をすることも珍しくないため、試用期間中に次の会社を見つけることもできますね。

無職の期間ができると転職で不利になるので、在職中に活動できることが最も望ましいです。
正式に採用されてからだと忙しくなってしまい、転職のための時間を作ることができないでしょう。

どうせ辞めるのであれば、試用期間中に転職活動をした方が絶対に良いと思います。

試用期間中に退職するときの5つのポイント

退職希望日の2週間以上前に申し出る

試用期間だからといって、すぐに辞められるわけではありません。
ちゃんと雇用契約を結んで働いているので、正規の手続きを踏んで退職しましょう。

労働基準法では、退職希望日の2週間前に申告すれば良いことになっています。
会社に退職することを伝えると、2週間後には自動的に雇用契約が解除されるわけです。

ただし、会社には就業規則がありますから、独自に退職の申告日を定めていることがあります。
1ヶ月以上前と定めていることが多いため、基本的にはそれに従うことが望ましいです。

急に辞められると会社も困るので、準備期間が必要なんですね。
伝えるのは早いほど良いので、辞めたいと思ったらすぐに上司と話し合ってください。

落ち着いた場所で話せるようにアポを取る

退職の意思を伝える時には、タイミングが非常に大切です。
仕事中に急に辞めると言ってしまうと、ゆっくり話すことができませんし、上司も忙しくて対応できないでしょう。

なので、会議室などの人が来ない場所で相談するのがマナーですね。
「大切な話があるのですが」と、事前にアポを取って時間を空けてもらうようにしてください。

ちゃんと話せる空間を作れば、上司が相談に乗ってくれて問題が解決するかもしれません。

退職の意向は必ず口頭で伝える

上司に相談するときのポイントですが、必ず面と向かって口頭で退職の意思を伝えるようにしてください。
メールやLINEだと非常識ですし、誠意も伝わりません。

試用期間で退職することは、せっかく採用していただいた機会をつぶすことになります。
時間をかけて選考してもらったことへの感謝と謝罪を伝えないといけないので、失礼のないように最大限の配慮をしましょう。

上司と相談をしながら、具体的な退職日を決定します。
法律上は2週間後には辞められますが、会社にも都合があるのでできるだけ合わせるようにしてください。

社会保険や税金などの手続きを確認する

退職するとなると、色々な手続きが必要となります。
次の転職先が決まっていない状態だと、社会保険や税金の手続きを自分で行わないといけません。

厚生年金から国民年金に切り替えたり、国民健康保険の手続きや住民税の支払いなどが必要になってくるわけです。

事前に確認しておかないと、実際にやるときに分からなくなるでしょう。
転職活動をスムーズに進めるためにも、手続きは一度で終わらせられるように準備をしておいてください。

引き継ぎや残務処理のスケジュールを立てる

試用期間だと大した仕事は任されていないはずですが、それでも与えられた仕事は完璧に終わらせるようにしましょう。
退職後に仕事が残っていると、残された社員に迷惑を掛けることになります。

引き継ぎが必要な作業があれば、ちゃんと後任の人へすべての情報を伝えて混乱を招かないようにしてください。
引き継ぎと残務処理のスケジュール表を作って、上司に渡しておくのが良いですね。

自分が抜けた後に混乱を生まないように配慮することが、円満に退職するためのコツです。

試用期間中の退職理由はどうするか?

何年も勤めていれば、「ステップアップのため」とか「他にやりたい仕事がある」など、退職理由はいくらでも見つかるはずです。
しかし、試用期間中となると、納得できる理由を探すのが難しいですよね。

何かしらの不平不満があるわけですから、それをストレートに言ってしまうと会社批判となってしまいます。
オブラートに包んで言い換えることで、上司に納得してもらわないといけません。

職場の雰囲気に馴染めない

私の思い描いていたイメージと、実際の職場の雰囲気に誤差がありました。
自分とは合っていないと感じるので、退職させていただきます。
試用期間中に申し訳ないのですが、辞めるなら早い方が良いと思ってお伝えさせて頂きました。

「体育会系のノリが嫌だ」とか、「数字至上主義についていけない」など、色々な職場の不満があると思います。
ですが、そのままで伝えると問題がありますよね。

こういった場合には、「雰囲気が合わない」と抽象的な表現に抑えるようにしてください。
あえてボカした言い方をすることで、反感を買う恐れも無くなるはずです。

求めていた仕事ができない

私としては、Webデザインの仕事がしたかったのですが、マーケティングやコンサルティングなど業務が多岐にわたって付いていけません。
もっと専門特化してスキルを高めたいと考えているので、退職させていただきます。

仕事内容に関する退職理由はデリケートで、言い方を間違えると批判的に伝わってしまいます。
特に、プライドをもって仕事をしている人からすると、バカにしたような印象を与える可能性があります。

なので、「仕事が楽しくない」「スキルアップできない」など、直接的に否定するような表現は避けてください。
「素晴らしい仕事だけど自分には合わない」といった言い方をすれば、角が立ちにくくなるでしょう。

以上、試用期間中に退職するときのポイントを紹介しました。

自分に合わない会社で続けるよりは、さっさと辞めてしまった方が良い場合もあります。
新しい可能性を求めて辞めることは逃げではありませんので、悩んでいるのなら退職するのも悪くありません。

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