企業から内定をもらったらどうする?転職活動での内定から入社までの流れ

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転職活動をしていて、応募先企業から内定が出たら嬉しいですよね。
そのために活動しているわけですから、誰だって喜ぶと思います。

でも、それで安心してはいけません。
入社が完了して初めて転職の成功だといえるので、まだ落ち着くのは早いです。

まだ第一志望の結果が出ていないなら、入社への回答を待ってもらう必要があります。
入社を決めたとしても、条件確認を怠ると後でトラブルになるかもしれません。
一筋縄ではいかなかったりするんですね。

内定が出てからのトラブルは意外と多いので、正しい対処法を知っておくようにしてください。
ここでは、内定から入社までの流れについて紹介します。

内定をもらってからの流れについて

企業から内定をもらったとしても、まだ油断しないでください。
転職活動は、ここからが本番だと言えます。

内定を承諾する前に必要事項を確認したり、現在の会社を退職したりなど、やることは多いです。
なので、本番で慌てることの無いように、あらかじめ全体像を知っておきましょう。

内定後の流れは、以下のようになります。

  1. 内定通知への返答連絡
  2. 採用条件の確認と交渉
  3. 入社承諾の意思表示
  4. 退職日と入社日の決定
  5. 入社の手続き

企業によってプロセスは異なりますが、大抵はこのようになるはずです。

対応を間違えると内定取り消しになることがありますし、自分にとって不利な雇用契約を結ぶことになるかもしれません。

内定が出たからといって浮かれるのではなく、慎重に考えるようにしてください。

1.内定通知への返答連絡

企業が内定を出したときには、その応募者に対して内定通知を出します。
電話やメール、郵便物など、企業によって連絡方法は様々ですね。

内定の通知をもらったら、できるだけ早く返答をしなくてはいけません。

ただ、その場で入社への承諾はしないでください。
細かな条件の確認がまだですし、他の企業の選考結果が出ていない場合が多いからです。

電話での連絡が着たら、その場で返答をしましょう。

メールや郵便での通知なら、翌日までには電話で担当者に連絡をします。

「家族と相談したいので返答は待っていただけますでしょうか?」と伝えて、返答の保留をしてください。

保留できる期間は2~3日が通常で、長くても1週間が限度です。
もし、1週間以上待ってもらうなら、取り消し覚悟で交渉することになります。

また、内定通知の返答をした際には、「労働条件通知書」を発行してもらってください。

企業は採用者に対して労働条件を通知する義務があり、それを示す書類として労働条件通知書を出さないといけないんですね。

労働条件を確認しながら、他の企業の結果を待って比較検討しましょう。
第一志望の結果がすぐに出ない場合は、内定を辞退する勇気も必要です。

内定を辞退するなら早目に連絡する!

内定を辞退するのなら、できるだけ早く連絡しないといけません。
企業は内定者のために机や備品を用意したりなど、受け入れのための準備を行っています。

だから、早目に連絡をしないと、その企業に迷惑を掛けることになるんですね。
入社しないと決めたなら、すぐに断りの連絡を入れてください。

断り方としては、「辞退させていただきます。」とだけ伝えておきましょう。

詳しい理由を言う必要はありませんし、企業もそれ以上は追及しないことがほとんどです。

理由を聞かれた場合には、「他の企業から内定を頂きました。」と伝えるのが無難ですね。
他の企業の方が自分のスキルを活かせそうだということ、十分に悩み抜いた結果だということを伝えれば、先方にも納得してもらえるはずです。

2.採用条件の確認と交渉

入社の意思が固まっても、まだ承諾してはいけません。
採用条件を確認しておかないと、入社後に面接時と違った条件にされていることがあります。

内定を承諾することは、企業と雇用契約を結ぶということです。
契約事なので、細かい条件を確認しないといけませんね。

まずは、労働条件通知書の内容に不明点があれば確認をします。

書面に書かれている内容は、おおよそ以下の通りです。

  1. 労働契約の期間に関する事項
  2. 労働時間や休日に関する事項
  3. 賃金の決定、計算及び支払の方法、昇給に関する事項
  4. 退職に関する事項(解雇の事由を含む。)
  5. 臨時に支払われる賃金、賞与、最低賃金額に関する事項
  6. 労働者に負担させるべき食費、作業用品その他に関する事項
  7. 安全及び衛生に関する事項
  8. 職業訓練に関する事項
  9. 災害補償及び業務外の傷病扶助に関する事項
  10. 表彰及び制裁に関する事項
  11. 休職に関する事項

引用:労働基準法施行規則 第5条

ただ、この書面では不明瞭なことも多く、賞与の詳細や目安となる残業時間、勤務地などが明示されていないことがあります。

なので、しっかりと細部まで確認を行ってください。

絶対に確認するべきポイント

特にチェックするべきポイントは、以下の項目ですね。

入社日はいつか
今の会社の退職との兼ね合いを考えないといけません。
退職が遅れると入社日に間に合わないので、ちゃんとスケジュールを考えましょう。
就業場所はどこか
面接した場所と勤務地が異なることがありますし、入社してすぐに転勤になるかもしれません。
就業期間や転勤頻度なども確認してください。
賃金
基本給や残業代の有無などを明確にします。
特に、転職した初年度は賞与が出ないことがあるので、賞与の支給条件などもチェックしないといけません。
想定残業時間
労働条件通知書には残業の有無しか書いていないため、目安としての残業時間も明文化してもらいましょう。
また、残業代が基本給の中に「みなし残業代」として含まれていることがあるので、残業代の計算方法なども確認が必要です。
休日の日数
「週休2日制」と「完全週休2日制」では、意味が全く異なります。
確実に毎週2日の休みがあるのか、休日は何曜日なのかなどを確認しましょう。

こういったことを具体的にしておかないと、入社後にトラブルになってしまいます。
確認したことは、できれば企業に文章化してもらってください。

書面で作ってもらえないなら、会話内容を録音したり、自分でメモを取るなどの証拠を残すことが大切です。

条件に納得できないなら交渉をする

転職期間が長引いている人は、焦りから条件が悪くても入社を決めてしまうことがあります。
でも、妥協してしまうのであれば、転職する意味がないですよね。

内定通知から入社承諾までの間が、条件交渉を行う最後のチャンスです。
入社が完了してしまうと、あとで条件を改善してもらうことはできません。

だから、悔いが残らないように、自分の希望は伝えるべきです。
交渉が折り合わなければ、内定を辞退するという選択も考えておいてください。

交渉のやり方としては、自分がどれだけ会社に貢献できるかを伝えることです。
大して貢献ができないのに、自分の希望だけを主張しても受け入れてもらえません。

私は○○の利益をもたらしますよ。
だから、●●の条件を受け入れて下さい

こういった交渉をすれば、企業としても受け入れやすくなります。

そして、「入社への意欲」と「仕事への前向きな姿勢」を示すことも大切ですね。
どうしてもこの会社で働きたいという熱意を見せれば、条件交渉は成立しやすくなるでしょう。

3.入社承諾の意思表示

納得のいく条件が引き出せたら、入社への承諾をしましょう。
基本的に、承諾後の入社辞退は社会人としてのマナー失格です。

だから、安易な気持ちで承諾をしないことが大切となります。
第二志望の会社へ入社承諾をした後に、第一志望の会社から内定通知が来たとしても、それは縁がなかったとして割り切ることも大切ですね。

ただ、法律的には入社日の前日までであれば、内定を辞退できることになっています。
「内定受諾書」に署名を求められることがありますが、それを書いたとしても法的な拘束力はありません。

しかし、これはあくまでも禁じ手であり、入社承諾後の辞退は避けるようにしてください。
企業はあなたの入社を楽しみにしていますし、入社のための準備を進めているはずです。

場合によっては、仕事の発注量を増やしたり、新しい取引先と契約しているかもしれません。
そこで辞退をしまったら、企業にとっては大きな損害が出てしまいます。

自分勝手な行動で迷惑を掛けることになるので、入社承諾後の辞退はできる限り避けるべきです。

4.退職日と入社日の決定

正式に入社が決定すれば、現在の会社を退職しなくてはいけません。
具体的な退職日が決まってから、内定先の入社日を決定します。

退職が遅れると内定先に迷惑を掛けるので、確実に期日までに辞められるようにしてください。
ただ、会社と揉めてしまうと後味が悪いですから、あくまでも円満退社を目指す必要があります。

残務処理や引継ぎなどを考慮すると、1.5~2ヶ月くらいは掛かるはずです。
上司と相談の上、速やかに退職できるように準備を怠らないで下さい。

内定から入社までに期間が空いてしまう場合は、転職先の担当者に対してマメに連絡を入れてください。
残務処理の進捗状況などを随時伝えるようにすれば、入社への意欲を伝えることができます。

何も連絡しないとモチベーションが下がっていると思われますし、担当者を不安な気持ちにさせてしまうかもしれません。

5.入社の手続き

無事に会社を退職できたら、新しい会社への入社手続きになります。
これは、初出勤日に行う場合もありますし、それ以前に時間を作る場合など、企業によって異なりますね。

退職時にもらった書類は、入社手続きの際に必要です。
なので、忘れずに持っていくようにしてください。

  • 年金手帳
  • 雇用保険被保険者証
  • 源泉徴収票
  • 扶養控除等申告書
  • 健康保険被扶養者異動届
  • 給与振込先の届書

書類が手元にない場合には、退職するときにもらい忘れている可能性があります。
漏れが無いようにチェックをして、書類をすべて揃えるようにしてください。

また、会社によっては別の書類も提出を求められるかもしれません。
たとえば、健康診断書や住民票などですね。
その際には適時用意して、持っていくようにしてください。

以上、内定から入社までの一連の流れを紹介しました。

全体像を理解していれば、迷うことは無くなるはずです。
スムーズに転職活動ができるように、ちゃんと流れを理解しておきましょう。

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